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ある日のハンドメイド。

2016-04-15 09:19:18 | ハンドメイド
前回に引き続き日曜大工=ハンドメイドの紹介ですけど、良かったら見てください。(^_^)

島根県は神楽が盛んなところで、特に石見神楽は海外での公演も行われています。

それに対して出雲地方の神楽は少し地味で、古来の舞いを伝承しています。

私は、神楽団体の中では、奏楽のうち横笛を吹きます。

こんな笛です。


素材は竹ですが、煤(すす)竹と呼ばれる、昔の茅葺き屋根で下からの煙りでイブされた物を使っています。

その竹の周辺を桜の皮で巻いて、竹のひび割れ防止と、音色の固さを保つように作られています。

この笛は、笛作家であるお隣の町にお住まいの樋野達雄様に作って頂きました。

笛には綺麗な袋が付きます。
樋野様の奥様の手づくりです。


貴重な笛ですから、練習中等々で踏みつけて折れたりすたら大変です。

練習場への往復も自転車で行くことが多いので、それなりに丈夫な入れ物が欲しくて、適当な物が見つからず、えーい、作っちゃお
てなことで、ずいぶん前ですが作ったのがこちら。(^_^)


素材は、これも配水管です。(≧∇≦)

ですから、雨が降っても大丈夫です。
絶対に濡れませんよ。






昨年の11月にはこんな物を作りました。

きっかけは、和太鼓を叩くバチがあるけど、いらんかね!

と、声をかけて頂き、もちろんもらいますの一言。

よく聞いて見るとこのバチ

お宮の宮司さんが桜の木で手づくりされた物で、これも貴重な物。(^_^



普通、太鼓のバチは雑木か最近はホームセンターで丸い棒を買って少し加工して使うそうです。(≧∇≦)

あいにく私は和太鼓を叩きません。

でも、是非使ってもらいたい人がいましたのでプレゼントする事にしました。


この太鼓を叩いてる青年。
年は22歳。

何と3歳から太鼓を叩いてるベテランです。
この青年、幼い頃心臓病を患っていたそうですが、それをこくふくして頑張っています。


さて、ただあげるには芸が無いので、どうしたものかと悩んでいたところ、太鼓のバチもいつも無造作に床で転がっているし、プレゼントしたバチが気にいってもらえなかったら、マンションの中では置場所にも困るだろうし、でも貴重な桜のバチだし


そこで、箸置きならず、バチ置きを作る事にしました。

さっそくホームセンターへ
材料を買って、ノコギリでごしごし、塗料をぬりぬり。

シカーシ、彩りがいまいち、塗っては、はがし (サンドペーパーで削る)を繰り返すこと三回、4回目でなんとかバチの桜の木の色にちかずき、なんとか部品が完成。


組み立てますよ。




イメージは、和太鼓です。

孔を開けてるので、ここにバチを挿します。


上から見るとこんな感じです。


ここで、ひと工夫。

横だとスペースがいるから置き場に困るかも?

そこで、

縦ても置ける

持ち出す時は、太鼓ごと


今回ほど、使ってもらう気持ちを考えて作ったのは初めてでした。

充実したハンドメイドでした。