今現在の私は、仕事をバリバリやって稼いでいるわけでもなく、家には財産があるわけでもないので、経済的にはほとんど余裕がありません。
堅実な人から見れば、
「このままでこの先大丈夫なの!?」
と、心配されてもおかしくないレベルであるような気もします。
それでも、
大丈夫だ。なんとかなる。
と、確固たる自信はなくても、なぜか楽観視していられるようにようやくなってきました。
長年に渡る両親の介護から解放されて、そろそろ二年近くが経ちます。
親の介護が大変になっていき、それまでフリーで請け負っていた仕事のすべてを私は失っていました。
介護から解放された直後は、一刻も早く仕事を再開しなければ!と、とにかく経済的不安が一気に襲いかかってきました。
しかし、長年の介護、父親の死、母を介護施設に入れた寂しさや悲しみによって、心身ともに疲れ果てていたのです。
今までやっていた仕事を再開するにしても、ブランクもあり、技術的に元のペースに戻すまでには、かなりの時間を要することもわかっていました。
どうしよう。困った困った。あせるあせる。。。
これらネガティブな思考や感情のループにはまり、結局なにも動けないまま ただ辛いだけの日々をしばらくは送りました。
その日食べるものにも困る、というくらいに生活が困窮していたら、とにかく必死になって動き出したとは思うのです。
仕事を選ばなければ、身体を壊してでも何かはできたはず。
でも、そこまで困っていたわけではありませんでした。
それなら、今はゆっくり休んだり、自分の好きなことをして、長年の疲れを癒したりした方がこの先いい流れができてくるのでは?
そんなふうに、時間の経過とともに ゆるりと気持ちが変化してきました。
私の好きなこと、やりたいことのひとつには、精神性を高めること、があります。
それらに関連した本を読んだり、芸術に触れたり、瞑想したり、自己分析したりetc.
そちらに気持ちを向ければ向けるほど、余計な思いや物欲が減っていくのが感じられます。
将来に備えた十分な蓄え、というものへの憧れもまだ手放せないものの、私には今を犠牲にしてまで それを優先してはいけない気がします。
もっと十分に手に入れなければダメかな?。。と焦ってしまうことも時にはあるけれど、ちょっと意識を変えれば、今だって必要なものは全部あるようにも思えます。
過不足なく与えられている今の暮らしが私にはちょうど良く、気持ちよく、この状態をキープしていくだけなら、今更そんなに頑張らなくてもいいのか、と思い始めています。
こんなにのん気なこと言ってていいのかな~。。という不安も、全くないわけではないですけどね(^_^;))