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「ご先祖さまを心込めてお迎えするんだよ。」
曾祖母は、よく話していました。お盆は、霊剣新たかな身の引き締まる機会。お迎えの儀式は、お飾り作りから始まります。
お盆入りの13日、昼食後、朝採りの茄子、キュウリで精霊馬を作ります。曾祖母、祖母、母、そして私、手分けして一対ずつ作るのです。私が、手元の照らし役です。曾祖母、祖母、母がつまようじを差し込み、馬の足にします。
胴体を右手で握り、筒先を手元に向け、スライドとボタンを操作して、まずは、フラッシュ点灯で頑張ります。指先が疲れたら、灯りを途切れさせずに常時点灯に切り替えました。うまく行き、ボタンをピクピク動かし、微笑みました。最後に、自分で手元を照らしながら、左手を使い作ると、お飾り完了です。仏壇上部に、曾祖母が飾るのを私が、照らして、順に焼香、お迎え行ってきますの挨拶です。
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