横森さんがテレビで人気だった頃なので、アコーディオンの左手はどうなっているのか、早く知りたくて仕方なかったです。蛇腹止めを外すと、お兄ちゃんと話しているうち、蛇腹が下がり、自然に扇形を描いて開いていました。
「すごいでしょう。きれいに開いているね。こうやってだらーんとしながら、弾くと、いい音出せるよ。上に白いボタンあるから、押しながら、戻してみな。」
「あった。これだ。」
親指と人差し指で挟み押ししながら、蛇腹を閉じました。
スーッ
「空気の音がしたね。」
「うん。」
空気ボタンをリズミカルにパチンパチンと音をさせていました。
「今、やったみたいに、音を出す時も、リズムをつけるんだよ。」
「うん、やってみる。」
空気ボタンをリズミカルに押したり、離したりして、蛇腹を開閉して何度も往復させて慣れました。やがて、何か歌を歌ったり、ハミングしたりしながら、操作していました。空気の流し方をマスターすると、左手のボタンの数、並び方を教わりました。
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