お気楽ナチュラリスト

都内に住んでも心はナチュラリスト。
週末は山と川で遊びたい。

年末スノーハイキング

2014年12月29日 | 登山
今年も残すところあと数日になった。
仕事と我が家の大掃除の合間を縫って、一日だけの現実逃避のため北八ヶ岳へ。

1週間前から風邪をこじらせてしまった。
夜間診療の病院で薬をもらったけれど、なかなかよくならない。
咳こむたびに、胸がヒリヒリと痛む。
でも、そんなものは雪山の冷たく乾いた空気を吸い込めば、きっとよくなるはずだ。(それは間違い)

今年は12月から寒波が厳しく、日本海側のみならず、関東以外はよく雪が降っている。
太平洋側の気候に影響される八ヶ岳ではあるが、今年は年内からよく積もっているようだ。


今日の目的地は高見石。
渋の湯からのんびり雪を楽しみながら歩く。


針葉樹の森にこんもりと雪がかぶさる。モンスターたちは、青空を突き刺すようだ。

樹林帯の気温はマイナス10度くらいだが、風が無いので歩いていると汗が出てくる。
咳こまないように、ゆっくりゆっくり呼吸をしながら進んでいく。



モンスターの合間を縫うように進んでいくと、前方が開けてきた。

開けたところが賽の河原。





冷たい風が吹き抜ける。
本当は、このあたりからスノーシューを装着する予定だったが、運悪く(?)トレースができていて出番はなかった。



それにしてもほとんど人と会わない。静かな山歩きだ。
渋の湯から登る人の多くは天狗岳へ向う。
時折すれ違う人に話を聞くと、やはり天狗からの下山者ばかりだった。
せっかく、ここまで来たのに高見石だけのために歩くなんて、ちょっともったいない話でもある。
でも、それが逆に贅沢でもある。



賽の河原を登り詰め、左の斜面を上がると平坦な樹林帯の中を進んでいく。
まるでおとぎ話に出てくる森のようだ。
暫く進むと丸山へ進むルートの分岐に突き当たる。
右に曲がってすぐに高見石小屋が見えてきた。


高見石は小屋の裏手だ。



眼下には氷結した白駒池と北八つの森が広がる。
あ~、白駒池のど真ん中に寝ころびたい…。
今日は時間がないので、また今度来た時のお楽しみにとっておこう。
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