文化の日連休で秋山に行こうかと思ったら、この時期に台風接近。
こちらに来るまでは温帯低気圧に変わるとのことだったが、秋雨前線を刺激して警報級の大雨になるというではないか。
一気に意欲が減退して、連休は長野の小屋でごろごろすることにきめた。
暇を持て余すことは目に見えていたので、以前からやろうと考えつつもぐずぐず先送りしていた鹿角のアクセサリー作りに挑戦することにした。
例年なら小屋周辺は見事な紅葉が見られるのだが、今年は少し遅れているようだ。
まだまだ緑の方が目立つ。
昨年もそうだったが、またもやカメムシの大発生で掃除に2時間かかった。
やれやれ。
誰かカメムシ対策を教えてほしい。
数日前にホームセンターで電動工具を購入。
鹿角を切りたい旨を店員さんに相談すると、そんなお客は初めてだと驚かれた。
都内にそんなことをする奴はいないのかもしれない。
店員さんと一緒にいろいろなメーカーを比較検討した結果、機能性とお財布のバランスを考えて、HiKOKIのセーバーソーとインパクトドリルにした。
バッテリー共用なのがうれしい。
おもむろに作業開始。
まずは、万力で鹿角をがっちり押さえる。
ノコ歯は、金工用を装着。
んじゃ、切るよー。
鹿角は恐ろしく硬いと釣友が言っていたが、その通りだった。
木を切るのとはわけが違う。
電ノコ買ってよかった。
これを手ノコで切るなんて、考えただけでもゾッとする。
枝分かれしている角先を4本切り落とした。
次は、紐を通すための穴を開ける。
ドリルは金工用3mm径にした。
革紐が3mm幅なので、それに合わせた。
切断面が硬くて滑るが、ちょっと歯が入れば後はスムーズ。
一気にウィーンと穴が開く。
次は、ヤスリ掛け。
紙ヤスリ120番でガシガシ削り、240番で滑らかに仕上げた。
穴は、棒ヤスリでシャカシャカと。
最後に革紐を通してから、コードストッパーの木製ビーズを通して完成。
初めて作ったにしては、まあまあじゃないの?
人生初のハンドメイド品だ。
手先が不器用な私としては、このくらいがお手軽でちょうどよい。
逆に、これ以上難しい作業は自信がない。
世の中には、鹿角でランディングネットのフレームを作ったり、ネットリリーサーを作ったり、ロッドグリップを作ったり、さまざまな達人がいる。
上を見るとキリがないので、自分的には暇つぶし程度になればいいのだ。
次は、何つくろうかな。
*****おまけ******
今年は秋の訪れが遅いので、もしやと思ってカラマツ林をうろうろすると、いい感じのハナイグチを発見。
裏は鮮やかな黄色。
これは上物だ。
もう一つ見つけたが、それはすでに虫の御馳走になり果てていた。
残念。
他にも、いろいろなキノコが出ていたが、判別できない。
クリタケっぽいけど、まったく自信がない。
君子危うきに近寄らず。
キノコの貧果は、織り込み済みだったので、道の駅で天然物のクリタケとクリフウセンタケを買っておいた。
備えあれば憂いなし。
定番のキノコ汁やらキノコスパゲティを作った。
秋の味覚を満喫できた。
キノコは、図鑑や写真で見ても本当に判断が難しい。
知識と経験がある人にきちんと教わらないと、いつまでたってもおっかなびっくりである。
西丹沢に何人もいる釣友たちは老いも若きもみな鹿角でナイフの柄を自作して自慢しあっているのを見てびっくりしたものでした。
次は是非ナイフの柄やロッドグリップにチャレンジしてみてくんさいねえ。
長い冬の休日が今まで以上に充実した時間になること請け合いですよねえ!
こんにちは!
鹿角は水難除けのお守りになるということで、作ってみました。
釣友にプレゼントしようと考えています。
ナイフの柄やロッドグリップに至るには、そうとう道のりが長そうです。
老後(?)の趣味になるよう、少しずつ腕を上げていければと思います。