毎年、自然渓流が禁漁になると、大体11月にはフラストレーションがたまって腕がむずむずしてくるものである。
今年は子ども達との登山が充実していたためか、そんなこともなく日々を過ごしてたが、先日久々に釣りの師匠・鮎川魚信さんと食事をしたときに、新たな管釣り開拓の話で盛り上がってしまった。
そこで二人とも初見参となる「TOKYO trout country」への釣行が決まった。
12月6日(日)。
魚信さんの車に乗せてもらい、青梅街道ぐいぐい走り、奥多摩で右折。
日原街道を2kmちょい進んだところに、めざす目的地があった。
7:20に到着。どうやら本日一番乗りのようだ。
(実はこの日、青梅駅伝のため交通規制があり、他の車は上ってこなかったのだ。よって一日貸し切りという夢のような展開。)
まずは、リポビタンDで乾杯してから、受付へ。
遊漁料は、レストランでの昼食付きで一日4000円。こりゃすごい。
釣れ具合をスタッフに尋ねると、「午前中はガマンの釣りですね。活性が上がるのは、午後になってからです。」
そうか、ガマンは得意だぞ。
TOKYO trout countryは、日原川の一部をそのまま活用したストリーム系の管理釣り場である。
かぶおさんも言っていたが、とにかく流れが強い。
秋川での釣りに慣れている身としては、まさに激流クラスに感じる。
一応、シンキングミノーをチョイスして持ってきたのだが…
フローティングも混ざっている、ははは…。
レギュレーションがシングル・バーブレスなので、これでもせっせとフックを替えてきたのだ。
ちなみに、ケースは魚信さんからのプレゼント。(ありがとうございます!)
爆釣祈願で、ハイ・チーズ!
(左:魚信さん、右:papachan)
いざ、ゆかん!
…と、鼻息荒くスタートしたのはいいけども。
つ、釣れん…
全くと言っていいほど、魚が出てこない。
魚信さんは、管理棟前のプールで粘り、ポツポツあげているようだが、自分はまったくダメ。
11時までにバラシ3つで、沈没。
飽きちゃったので休憩、休憩~!
魚信さんとルアーを広げて、あーだ、こーだ…。
スタッフの方がやってきて、「もうお昼食べます?」 …はい、食べます。。。
ポルチーニ茸のクリームスパゲッティを頼んだ。美味い、美味い。
管釣りでこんなオシャレな食事ができるなんて!
薪ストーブの暖かさが心地よい。
紫煙をくゆらすダンディなおじさんが、「あれ? どこかで会いませんでした?」と話しかけてくれた。
「小菅、来たことあるでしょ。」
自分はさっぱり覚えていなかったのだが、このおじさんこそが、かのテンカラ名人であり、このTOKYO trout countryの総支配人である堀江渓愚氏その人だったのだ。
堀江氏の語り口は軽妙かつ含蓄に富んでいる。
まるで、村の古老の話を聞いているような気さえしてくる。
故・開高健氏の逸話やロシアでの釣り事情、日本に残る秘境での探釣など、泉のように沸いてくる興味深いエピソードの数々…、気づいたら1時間半も話し込んでしまっていた。
さて、堀江氏やスタッフが言うところの活性の高い時間帯が近づいてきた。
このままボウズでは、帰れない。
ぼちぼちがんばるか。
執念で5匹のレインボーをキャッチ。
1匹あたりの単価が800円か…、渋いなぁ。
魚信さんは、9匹キャッチ。
冬枯れの渓でのこの釣果、まさしく侘び寂びの世界である。
16時には寒くなって納竿。
帰り際、堀江氏に挨拶しに行くと、
「せっかく来ていただいたのに、あんまり釣れなくて申し訳ない。」
とこちらが恐縮してしまうようなお言葉。(自分たちがヘタなだけなので)
さらに、
「ここはカントリークラブですから、釣ってて寒くなったらレストランでコーヒーでも飲んで、また釣って…、のんびり過ごしていただければ…。」
たしかに、ここでがっついて釣るのは、なんだかかっこ悪いかも。
風光明媚な渓で数匹のトラウトと遊び、美味しい食事や面白いオジサン(失礼)との会話を楽しむ。
そんな「大人なエリア」なのかもしれない。
今年は子ども達との登山が充実していたためか、そんなこともなく日々を過ごしてたが、先日久々に釣りの師匠・鮎川魚信さんと食事をしたときに、新たな管釣り開拓の話で盛り上がってしまった。
そこで二人とも初見参となる「TOKYO trout country」への釣行が決まった。
12月6日(日)。
魚信さんの車に乗せてもらい、青梅街道ぐいぐい走り、奥多摩で右折。
日原街道を2kmちょい進んだところに、めざす目的地があった。
7:20に到着。どうやら本日一番乗りのようだ。
(実はこの日、青梅駅伝のため交通規制があり、他の車は上ってこなかったのだ。よって一日貸し切りという夢のような展開。)
まずは、リポビタンDで乾杯してから、受付へ。
遊漁料は、レストランでの昼食付きで一日4000円。こりゃすごい。
釣れ具合をスタッフに尋ねると、「午前中はガマンの釣りですね。活性が上がるのは、午後になってからです。」
そうか、ガマンは得意だぞ。
TOKYO trout countryは、日原川の一部をそのまま活用したストリーム系の管理釣り場である。
かぶおさんも言っていたが、とにかく流れが強い。
秋川での釣りに慣れている身としては、まさに激流クラスに感じる。
一応、シンキングミノーをチョイスして持ってきたのだが…
フローティングも混ざっている、ははは…。
レギュレーションがシングル・バーブレスなので、これでもせっせとフックを替えてきたのだ。
ちなみに、ケースは魚信さんからのプレゼント。(ありがとうございます!)
爆釣祈願で、ハイ・チーズ!
(左:魚信さん、右:papachan)
いざ、ゆかん!
…と、鼻息荒くスタートしたのはいいけども。
つ、釣れん…
全くと言っていいほど、魚が出てこない。
魚信さんは、管理棟前のプールで粘り、ポツポツあげているようだが、自分はまったくダメ。
11時までにバラシ3つで、沈没。
飽きちゃったので休憩、休憩~!
魚信さんとルアーを広げて、あーだ、こーだ…。
スタッフの方がやってきて、「もうお昼食べます?」 …はい、食べます。。。
ポルチーニ茸のクリームスパゲッティを頼んだ。美味い、美味い。
管釣りでこんなオシャレな食事ができるなんて!
薪ストーブの暖かさが心地よい。
紫煙をくゆらすダンディなおじさんが、「あれ? どこかで会いませんでした?」と話しかけてくれた。
「小菅、来たことあるでしょ。」
自分はさっぱり覚えていなかったのだが、このおじさんこそが、かのテンカラ名人であり、このTOKYO trout countryの総支配人である堀江渓愚氏その人だったのだ。
堀江氏の語り口は軽妙かつ含蓄に富んでいる。
まるで、村の古老の話を聞いているような気さえしてくる。
故・開高健氏の逸話やロシアでの釣り事情、日本に残る秘境での探釣など、泉のように沸いてくる興味深いエピソードの数々…、気づいたら1時間半も話し込んでしまっていた。
さて、堀江氏やスタッフが言うところの活性の高い時間帯が近づいてきた。
このままボウズでは、帰れない。
ぼちぼちがんばるか。
執念で5匹のレインボーをキャッチ。
1匹あたりの単価が800円か…、渋いなぁ。
魚信さんは、9匹キャッチ。
冬枯れの渓でのこの釣果、まさしく侘び寂びの世界である。
16時には寒くなって納竿。
帰り際、堀江氏に挨拶しに行くと、
「せっかく来ていただいたのに、あんまり釣れなくて申し訳ない。」
とこちらが恐縮してしまうようなお言葉。(自分たちがヘタなだけなので)
さらに、
「ここはカントリークラブですから、釣ってて寒くなったらレストランでコーヒーでも飲んで、また釣って…、のんびり過ごしていただければ…。」
たしかに、ここでがっついて釣るのは、なんだかかっこ悪いかも。
風光明媚な渓で数匹のトラウトと遊び、美味しい食事や面白いオジサン(失礼)との会話を楽しむ。
そんな「大人なエリア」なのかもしれない。
TTC行かれたんですね。
確かに普段の秋川の感じでは太刀打ちのできない「激流」。
私もフライで相当苦戦しました。
ただ、管理棟の前があるから「ボ」は回避できますよね。
それでも、この雰囲気とフレンドリーなスタッフは
ちょっとした気分転換には良いかもしれませんね。
我慢の釣りの苦手なあなです。
雨後で余計に流れがダイナミックになってたんじゃないでか?
かなり難しそうなんでまだ行ったことないんです。
「ガッツキアングラー」からまだ脱し切れない私にはまだ早い所かな(苦笑)
TTCは、これまで経験した管釣りの中では最難エリアでした。
jbopperさんのお察し通り、5匹のうち4匹は管理棟前のプールです。。。
修行が足りませんね。
ガマンにも限界がある!? そんな感じのエリアです。
まぁ、私がへたくそなだけなんですけどね。
堀江氏が言うには、激流の中にも定位している個体がいるそうで、速い流れを如何にして攻略するかが課題ですね。
ヘビーシンキングでのダウンアプローチが、上手くできれば…なんですが。。。
いつもの自分の釣りのスタイルとは間逆でして。
あなさんには、是非自作ミノーで挑戦していただきたいですね!
久しぶりのトラウト臭を満喫してきたようですね(^^;裏山しぃ…
ほぼ毎日見る川を見ては歯をくいしばる日々ですょ…
あそこはノンビリするには絶好の場所です。
ご飯も美味しいし。
ちょっとテクニカルで熱くなりますが、そんなときは堀江さんのトークでクールダウンですよ。
こちらこそご無沙汰しております。。。
トラウト臭を満喫できるほど、釣れなかったんです。裏飯イ…。
コラボルアー2010は、まだデザインが定まらなくて…、もう少々お待ちくださいませ。
とか何とか言っているうちに、解禁が来ちゃう!?
行ってきましたよ~。
やっぱり難しかったです。。。
今度は、釣りは二の次で、堀江さんとのトーク目当てに行くことにします。(笑)
流れの中での釣りが恋しくなってきました。
写真を拝見したところ、なかなか風情があって良さそうな釣り場じゃーないですか。
流れが強すぎるのも、流れの恋しい自分にとっては丁度いいのかも。って流石にそれはないか。
またまたコメント、ありがとうございます!
画像で見るより、実際の流れはきついです。
夏でしたら、流芯に定位するやる気のある固体を狙ってミノーの早引きで勝負するのも面白いのでしょうけど、この時期はキツイですね。
自分の引き出しの中に無い釣りを迫られた感じです。
いや、勉強になりましたよ。
釣れない時は釣らない、という選択もね?(笑)