クリスマス大寒波の影響で日本海側のみならず全国的な大雪でえらいことになっている。
関東平野だけはこれを免れて、冬晴れの青空と冷たい北風のみ。
年末も近づいてきたし、そろそろ今年の登り納めをするのにふさわしい山を物色し始めた。
雪を踏んで歩きたいけど、大寒波の豪雪は避けたい。
山に行けるのは25日だけ。
日帰りでちょこっと雪も楽しみたいといえば、お手軽な北横岳がすぐに思い浮かぶが、考えてみれば去年のクリスマスも北横岳だった。
これではあまりに安直なので却下。
蓼科山も大寒波直後でラッセルがありそうなので、めんどくさくなって却下。
ふと思いついたのが、笠取山。
そういえば、冬に行ったことがない。
この時期なら、なんちゃって雪山的な感じが楽しめるかもしれないと思って、笠取山に決定。
スタートはいつもの作場平。
朝8時の時点で7台の車が停まっていた。
以前は、ただの空き地のようなところだったが、新しいトイレが整備されていた。
気温はマイナス4℃。
沢底には少し積雪しているが、登山道に雪は無い。
一休坂分岐からようやく雪道になった。
ヤブ沢ルートは傾斜が緩やかなので、まだこの辺ではチェーンスパイクの出番はない。
このルートは、何度か沢をまたぐ。
雪がうっすらかぶった木橋を渡るのときにスリップしそうで怖い。
こういう中途半端な状態が一番いやな感じがする。
沢水が凍って作り出す不思議な造形に目を奪われる。
冬の陽光を乱反射して宝石のように輝く。
いつまでも見ていられる。
ほとんど風がないため、結構暑くなってきた。
ヤブ沢を登り詰める手前でハードシェルを脱ぐ。
登り始めてから1時間10分でヤブ沢峠に到着。
結構いいペースじゃないの。
ここから主稜線を進むので、だいぶ雪が増えてきた。
増えたといっても10センチくらい。
ところどころツルツルに凍ってきたので、慎重に足を運ぶ。
ヤブ沢峠から15分くらいで笠取小屋に着いた。
この時期は営業していないから、いつもは賑やかな小屋前の広場もひっそりとしている。
小屋裏にテントが一つだけあった。
ここで小休止してアミノ酸を注入。
ついでに、来るときコンビニで買ってきた飴を開けた。
面白いネーミングにつられて買ってしまった。
おいしい飴だが、飛ぶほどではないかも。(笑)
笠取小屋から先が笠取山のクライマックス。
一気に視界が開けて世界が変わる。
いいぞ、いいぞ。
小さな分水嶺がある小高い丘が見えてきた。
わくわく感が止まらない。
小さな分水嶺は、多摩川、富士川、荒川を分かつ分水嶺だ。
笠取山本体に負けず劣らず、こちらも人気の高いフォトジェニックポイント。
ここで再びハードシェルを着込み、チェーンスパイクを装着した。
かかってこい、笠取山!
小さな分水嶺から巻き道を使うこともできるが、ここは小さなアップダウンを越えていくのが楽しい。
ややラッセルするような部分もあり、少し雪山気分も味わえる。
笠取山のピークが目の前に大きくなってきた。
このせり上がるような一気登りは、いつ見てもラスボス感が漂う。
ひーこら言いながら急登を乗り越えると頂上だ。
10時40分、笠取山(1953m)頂上に到着。
スタートから2時間30分かかった。
周囲を見渡せば、雪をまとった甲武信ケ岳や国師ケ岳などの奥秩父主稜線。
その峰々の向こうには白銀に輝く南アルプス。
南に目を移せば伸びやかな稜線をもつ大菩薩嶺。
もちろん冬富士もどんと鎮座している。
いつもならここから奥に進んで埼玉県側のピークを踏んでから水干を回っていたのだが、腹が減ってきたので来た道を下った。
巻き道を使って笠取小屋まで戻り大休止。
カップ麺のお湯を沸かす。
少し早めの年越しそば。
天ぷらどん兵衛をすする。
天ぷらがサクサクで美味しい。
下山は、一休坂ルートで。
小屋のすぐ下に水場があるので、ボトルに詰めていくことにした。
甘みを感じるほどの軟水なので、これでウイスキーの水割りをつくると香りが華やかになるのだ。
一休坂ルートは尾根道なので、明るくていい。
しかし、下るほどに雪がどんどん溶けていき、何度かスリップして転倒しそうになったのを辛くも堪えた。
そして、案の定、登山靴がぐちゃぐちゃになってしまった。
これは失敗。
13時10分、下山完了。
どろどろになった登山靴を沢水で洗った。
なんだかんだで楽しかった。
ほとんど人に会わず、静かに登れたのもよかった。
帰りにのめこい湯に立ち寄り、汗を流した。
気のせいか、お風呂に入っている人たちが、みんな登山帰りのような気がする。
「やまなし自然サウナととのいプロジェクト」の看板に誘われて、サウナにも入った。
サウナ→水風呂→外気浴を2セット。
残念ながらととのわなかった。
すでに山でととのったから、わざわざサウナでととのう必要は無いということで。
帰宅したら、息子がクリスマスケーキを作っているところだった。
娘がいなくなったので、ケーキ作りは息子の担当になったようだ。
なかなかうまいじゃないか。
サンタさんからプレゼントも届いていた。
「トップガン・マーヴェリック」のブルーレイディスクだ。
サンタさん、ありがとう!
Merry Xmas & Happy New Year !
皆様、良いお年をお迎えください。
関東平野だけはこれを免れて、冬晴れの青空と冷たい北風のみ。
年末も近づいてきたし、そろそろ今年の登り納めをするのにふさわしい山を物色し始めた。
雪を踏んで歩きたいけど、大寒波の豪雪は避けたい。
山に行けるのは25日だけ。
日帰りでちょこっと雪も楽しみたいといえば、お手軽な北横岳がすぐに思い浮かぶが、考えてみれば去年のクリスマスも北横岳だった。
これではあまりに安直なので却下。
蓼科山も大寒波直後でラッセルがありそうなので、めんどくさくなって却下。
ふと思いついたのが、笠取山。
そういえば、冬に行ったことがない。
この時期なら、なんちゃって雪山的な感じが楽しめるかもしれないと思って、笠取山に決定。
スタートはいつもの作場平。
朝8時の時点で7台の車が停まっていた。
以前は、ただの空き地のようなところだったが、新しいトイレが整備されていた。
気温はマイナス4℃。
沢底には少し積雪しているが、登山道に雪は無い。
一休坂分岐からようやく雪道になった。
ヤブ沢ルートは傾斜が緩やかなので、まだこの辺ではチェーンスパイクの出番はない。
このルートは、何度か沢をまたぐ。
雪がうっすらかぶった木橋を渡るのときにスリップしそうで怖い。
こういう中途半端な状態が一番いやな感じがする。
沢水が凍って作り出す不思議な造形に目を奪われる。
冬の陽光を乱反射して宝石のように輝く。
いつまでも見ていられる。
ほとんど風がないため、結構暑くなってきた。
ヤブ沢を登り詰める手前でハードシェルを脱ぐ。
登り始めてから1時間10分でヤブ沢峠に到着。
結構いいペースじゃないの。
ここから主稜線を進むので、だいぶ雪が増えてきた。
増えたといっても10センチくらい。
ところどころツルツルに凍ってきたので、慎重に足を運ぶ。
ヤブ沢峠から15分くらいで笠取小屋に着いた。
この時期は営業していないから、いつもは賑やかな小屋前の広場もひっそりとしている。
小屋裏にテントが一つだけあった。
ここで小休止してアミノ酸を注入。
ついでに、来るときコンビニで買ってきた飴を開けた。
面白いネーミングにつられて買ってしまった。
おいしい飴だが、飛ぶほどではないかも。(笑)
笠取小屋から先が笠取山のクライマックス。
一気に視界が開けて世界が変わる。
いいぞ、いいぞ。
小さな分水嶺がある小高い丘が見えてきた。
わくわく感が止まらない。
小さな分水嶺は、多摩川、富士川、荒川を分かつ分水嶺だ。
笠取山本体に負けず劣らず、こちらも人気の高いフォトジェニックポイント。
ここで再びハードシェルを着込み、チェーンスパイクを装着した。
かかってこい、笠取山!
小さな分水嶺から巻き道を使うこともできるが、ここは小さなアップダウンを越えていくのが楽しい。
ややラッセルするような部分もあり、少し雪山気分も味わえる。
笠取山のピークが目の前に大きくなってきた。
このせり上がるような一気登りは、いつ見てもラスボス感が漂う。
ひーこら言いながら急登を乗り越えると頂上だ。
10時40分、笠取山(1953m)頂上に到着。
スタートから2時間30分かかった。
周囲を見渡せば、雪をまとった甲武信ケ岳や国師ケ岳などの奥秩父主稜線。
その峰々の向こうには白銀に輝く南アルプス。
南に目を移せば伸びやかな稜線をもつ大菩薩嶺。
もちろん冬富士もどんと鎮座している。
いつもならここから奥に進んで埼玉県側のピークを踏んでから水干を回っていたのだが、腹が減ってきたので来た道を下った。
巻き道を使って笠取小屋まで戻り大休止。
カップ麺のお湯を沸かす。
少し早めの年越しそば。
天ぷらどん兵衛をすする。
天ぷらがサクサクで美味しい。
下山は、一休坂ルートで。
小屋のすぐ下に水場があるので、ボトルに詰めていくことにした。
甘みを感じるほどの軟水なので、これでウイスキーの水割りをつくると香りが華やかになるのだ。
一休坂ルートは尾根道なので、明るくていい。
しかし、下るほどに雪がどんどん溶けていき、何度かスリップして転倒しそうになったのを辛くも堪えた。
そして、案の定、登山靴がぐちゃぐちゃになってしまった。
これは失敗。
13時10分、下山完了。
どろどろになった登山靴を沢水で洗った。
なんだかんだで楽しかった。
ほとんど人に会わず、静かに登れたのもよかった。
帰りにのめこい湯に立ち寄り、汗を流した。
気のせいか、お風呂に入っている人たちが、みんな登山帰りのような気がする。
「やまなし自然サウナととのいプロジェクト」の看板に誘われて、サウナにも入った。
サウナ→水風呂→外気浴を2セット。
残念ながらととのわなかった。
すでに山でととのったから、わざわざサウナでととのう必要は無いということで。
帰宅したら、息子がクリスマスケーキを作っているところだった。
娘がいなくなったので、ケーキ作りは息子の担当になったようだ。
なかなかうまいじゃないか。
サンタさんからプレゼントも届いていた。
「トップガン・マーヴェリック」のブルーレイディスクだ。
サンタさん、ありがとう!
Merry Xmas & Happy New Year !
皆様、良いお年をお迎えください。
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