お気楽ナチュラリスト

都内に住んでも心はナチュラリスト。
週末は山と川で遊びたい。

柳の下の二匹目のドジョウは?

2022年05月04日 | 釣り
GW前半戦を長野の小屋で無為に過ごしているとき、shinichiさんからLINEが送られてきた。
画像には素晴らしいプロポーションの尺イワナの姿がランディングネットからはみ出している。

こっちはボウズを食らって打ちひしがれているところだというのに、なんてこった。
もともと、自分が狙っていた沢である。
GW後半戦は山に行こうか釣りに行こうか迷っていたtが、これで心は決まった。
こんな画像を見たら釣りに行くしかないではないか。
それが男というものなのだ。


GW後半戦の5月3日、柳の下の二匹目のドジョウを狙って出陣だ。
この時点ですでに懸命な読者は鼻で笑っていることだろうが、自分は尺イワナが釣れると信じ込んでいる。
釣り人というのは、なんとノー天気で幸せな人種なのだろう。

朝の気温は4℃。
ウェットスタイルにはまだ早い。
ウェーダーで入渓した。


林道には物騒なノボリが立っている。
今日は一人なので、熊鈴をチリンチリンならしながらおっかなびっくり森に足を踏み入れた。



地図で想像していたより水量がある沢だ。
獲物の匂いはプンプンしている。
でも、しているのは匂いだけで、イワナの姿は1尾確認できただけだった。
見事なまでに返り討ちに遭い、玉砕。
柳の下の二匹目のドジョウはいないというのが相場なのだ。


GWなのに連続ボウズで終了するなんて、我が釣り人生にあってはならない。
何が何でもお魚さんの御尊顔を拝まなくては。

本流筋は数日前の大雨で水量がだいぶ多かった。
濁りは解消されていたので、流れの緩い弛みを中心にちまちまと狙う。


BLINK45HERAをストンと落として上下にチョンチョンと小刻みに動かすと、ようやくチビアマゴが遊んでくれた。
入渓から5時間。
これを苦行と言わずしてなんとする?



これも可愛いサイズ。
遊んでくれてありがとう。



落ち込みから続くトロ瀬でようやく20cmのアマゴが掛かった。
もう今日はここでおしまいにしよう。
ボウズを回避できただけでもよしとしなければ。



6時間飲まず食わずでヘトヘトになった。
涼しい木陰でコーヒーを沸かして、しばしボーっと過ごす。

今シーズンは、イワナまで遠い。
釣れないと余計にそう思う。
インスタを眺めていると、知っている人も知らない人も、みんな尺オーバーを釣り上げている。
どこにそんな魚がウヨウヨしているのか。
自分が下手なだけなのか。


帰りがけに目に留まったラーメン店に立ち寄った。
「昔ながらの~」とメニューに書かれていた地鶏スープの醤油ラーメンは、今日の自分には少ししょっぱかった。


ここらで少々頭を冷やすためにも、次の休みは残雪登山でもしようかしら。
でも、仲間の釣果画像をを見ていると、またロッドを握ってしまう自分がいるような気もするのだ。

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