お気楽ナチュラリスト

都内に住んでも心はナチュラリスト。
週末は山と川で遊びたい。

たどって、めぐって、また明日

2023年03月25日 | 日々雑感
早いもので、息子も春から大学4年生だ。
ついこの前入学したばかりだと思ったのに。

同じ専攻の有志で絵画展を開くというので、銀座のギャラリーまで行ってきた。
娘も仕事の合間に駆けつけてくれるとのことだ。
アメリカから一時帰国している義兄もやってくるというので、現地集合。


ギャラリーは、銀座一丁目駅から歩いてすぐのところにある。
祝日だったので、銀座は歩行者天国になっていた。



ビル群の中に、タイムスリップしたような年代物のビルが挟まっている。
ここにギャラリーがある。
このビルは、築90年とのこと。
東京大空襲で焼け落ちなかった奇跡のビルだ。
消防法の関係で、人は住むことができないが、各階に小さなギャラリーがひしめき合っている。



今回の展示は販売も行うとのことで、作品には価格が表示されていた。
そこそこいい値段だ。
大学生の作品なんか買う人がいるのだろうかと思ったが、結構売れるらしい。
世の中には絵画コレクターなる者がいて、学生の作品も購入対象らしい。
息子の絵もちゃんと売れていた。



「たどって、めぐって、また明日」は、この展示会のタイトル。
全員共通のお題として、必ず自分の通学路に関連した絵を出品している。
そのほかに、自分の描きたい絵も出ている。



昼食は、義兄が「たいめしの店を予約した」というので、ギャラリーにほど近いお店へ向かった。
アメリカにいると、和食が恋しくなるのは当然だろうと思う。
あとをついていくと予想外のお店にたどり着いた。



なんと、たいめしは、「鯛めし」ではなく、「タイ飯」なのであった。(笑)
辛い物とパクチーは大の苦手なのだが、ここまで来たら覚悟を決めねばならない。


今までタイ料理は避けてきたが、はじめて美味しいと感じた。
娘が気を使って、あまり辛くないものをチョイスしてくれたからだろう。
シンハ―ビールもうまかった。



息子は欲がないタイプなので、自分の絵を売り込む意欲が低い。
みんなは、名刺をつくったり、ポストカードをつくったり、ドローイングを置いたり、似顔絵を描いたり、けっこう自分を売り込むのが上手なようだ。
タイ料理をつまみながら、家族や親戚から「せめて名刺くらい作って置いたら?」とさんざん御指南いただき、その日の夜にパソコンで名刺を作っていたのであった。(笑)
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