金曜の夜から雨が降り出した。
天気予報通り、まとまった雨だ。
土曜の朝は、冷たい雨に濡れながらの釣りとなる。
今週は、東京を皮切りに各地で桜の開花発表があり、季節を先取りしすぎたような暖かな日が続いたので、この冷たい雨が吉と出るか凶と出るか。
低気温・低水温で活性が下がることは十分ありえる。
しかし、それ以上に水量が増すことで高活性になるのではないか。
そんなことを考えながら目的地へ車を走らせた。
雨の冷たさが気になるのは、支度をしているときだけだ。
花粉に悩まされない分、雨は大歓迎である。
雨に混ざって香ってくる春の大地のにおいを深呼吸する。
山に降った雨は、かなりの量だったみたいだ。
水量が増えたのはもちろんのこと、やや笹濁り状態。
流れの中には、落ち葉も混ざっている。
こうなると元気になるのはヤマメよりイワナだろう。
ルアーは、BLINK45HERAチャートカラー。
視認性がよく、渓魚へのアピール力も高い。
本日最初のご挨拶は、落ち込み脇のタルミから出てきたイワナだった。
セオリー通りの出方をしてくれると、なんだか釣りがうまくなった気がしてくる。
もちろん自分の腕がそんなすぐに上がるわけはないので、お魚のご機嫌がいいだけの話である。
その証拠に、釣った数以上にバラシも多いのだ。
今日はチャートカラーがハマる状況だったので、別のルアーも試してみた。
sora@makingのjocco。
カラーリングに一目ぼれして選んだ。
小気味よくプリプリと泳ぎ、トゥイッチするとヒラを打つ。
ヤマメは、流れの緩いトロ瀬の岸際についていた放流モノや幼魚が元気よく追ってきた。
この濁りだとお兄さんクラスはなかなか顔を見せてくれない。
テンポよくヤマメが掛かると、つい釣りが雑になってくる。
25cmクラスのヤマメが掛かったのに、強引に引き抜こうとしたらフックアウト。
膝から崩れ落ちた。。。
その直後のポイントでサビが残った越年ヤマメをキャッチした。
それほど大きくないけれど、この色合いに癒されて、先ほどのバラシはきれいさっぱり忘れることにした。
冷たい雨は、強くなったり弱くなったりを繰り返している。
レインウエアを着ているが、釣りをしているとどうしても袖口から水が浸入してくる。
こういう地味な濡れ方でも、時間が経つと体を冷やすのだ。
イワナもヤマメも見られたので、そろそろ止め時かなと思っていたら、小さなポイントで尺絡みのイワナが掛かった。
完全に気を抜いていたので、びっくりしてしまい、あわててロッドを逆方向に倒した瞬間フックアウト。
またもや膝から崩れ落ちた。。。
悪いことは続くもので、その数分後にまたもや尺越えイワナを落としてしまった。
落ち着いて慎重にやり取りを行い、浅瀬に導いたところで、背中のランディングネットに手を掛けた瞬間、なぜかフックアウト。
掛かりが浅かったといえばそれまでだが、最後の一手で下手を打ってしまった。
己の不甲斐なさに絶望し、大の字にねころんで天を仰いだ。
顔に当たる雨が冷たい…。
どうやらこの雨は、ボス級のイワナを覚醒させているみたいだ。
二度あることは三度ある。
この時合を逃すと一生悔いが残りそうだ。
ゲン直しにルアーを変えることにした。
BLINK60LANCEのチャートカラー。
この渓で60mmを使うことはめったにないが、大きいルアーは大きい魚を呼び込む。
果たして三度目の正直は実現した。
そいつは、落ち込みの白泡が岩壁に当たって流れが方向を変えるその場所に潜んでいた。
笹濁りの流れの中で、金色の魚体がグネグネと抵抗する。
いくら自分がおろかでも、さすがに2回失敗すれば学ぶ。
浅瀬に引き寄せ、そのまま河原にずり上げた。
よっしゃー!
丸々と太ったオスのイワナだった。
顔つきが凶悪なイケメンである。
測ってみると、31.5㎝。
今シーズン、2尾目の尺イワナである。
釣れてくれてありがとう!!
終わりよければすべてよし。
渓と渓魚に感謝して、気持ちよく納竿した。
退渓ついでにフキノトウを探す。
塔が立っているものも多かったが、食べられそうなものをいくつか摘むことができた。
家族は私の釣果より、山菜の方を期待している。
開いてしまったフキノトウは、やや香りが落ちるものの、天ぷらにして美味しくいただいた。
それにしても、ホームリバーのポテンシャルには驚かされた。
ここ数年は、魚の数も減ってサイズも伸びなかったが、それは表面的にそう見えていただけだったのだ。
渓魚たちは、外敵から隠れ、逞しく、そしてしたたかに生き延びていたのである。
天気予報通り、まとまった雨だ。
土曜の朝は、冷たい雨に濡れながらの釣りとなる。
今週は、東京を皮切りに各地で桜の開花発表があり、季節を先取りしすぎたような暖かな日が続いたので、この冷たい雨が吉と出るか凶と出るか。
低気温・低水温で活性が下がることは十分ありえる。
しかし、それ以上に水量が増すことで高活性になるのではないか。
そんなことを考えながら目的地へ車を走らせた。
雨の冷たさが気になるのは、支度をしているときだけだ。
花粉に悩まされない分、雨は大歓迎である。
雨に混ざって香ってくる春の大地のにおいを深呼吸する。
山に降った雨は、かなりの量だったみたいだ。
水量が増えたのはもちろんのこと、やや笹濁り状態。
流れの中には、落ち葉も混ざっている。
こうなると元気になるのはヤマメよりイワナだろう。
ルアーは、BLINK45HERAチャートカラー。
視認性がよく、渓魚へのアピール力も高い。
本日最初のご挨拶は、落ち込み脇のタルミから出てきたイワナだった。
セオリー通りの出方をしてくれると、なんだか釣りがうまくなった気がしてくる。
もちろん自分の腕がそんなすぐに上がるわけはないので、お魚のご機嫌がいいだけの話である。
その証拠に、釣った数以上にバラシも多いのだ。
今日はチャートカラーがハマる状況だったので、別のルアーも試してみた。
sora@makingのjocco。
カラーリングに一目ぼれして選んだ。
小気味よくプリプリと泳ぎ、トゥイッチするとヒラを打つ。
ヤマメは、流れの緩いトロ瀬の岸際についていた放流モノや幼魚が元気よく追ってきた。
この濁りだとお兄さんクラスはなかなか顔を見せてくれない。
テンポよくヤマメが掛かると、つい釣りが雑になってくる。
25cmクラスのヤマメが掛かったのに、強引に引き抜こうとしたらフックアウト。
膝から崩れ落ちた。。。
その直後のポイントでサビが残った越年ヤマメをキャッチした。
それほど大きくないけれど、この色合いに癒されて、先ほどのバラシはきれいさっぱり忘れることにした。
冷たい雨は、強くなったり弱くなったりを繰り返している。
レインウエアを着ているが、釣りをしているとどうしても袖口から水が浸入してくる。
こういう地味な濡れ方でも、時間が経つと体を冷やすのだ。
イワナもヤマメも見られたので、そろそろ止め時かなと思っていたら、小さなポイントで尺絡みのイワナが掛かった。
完全に気を抜いていたので、びっくりしてしまい、あわててロッドを逆方向に倒した瞬間フックアウト。
またもや膝から崩れ落ちた。。。
悪いことは続くもので、その数分後にまたもや尺越えイワナを落としてしまった。
落ち着いて慎重にやり取りを行い、浅瀬に導いたところで、背中のランディングネットに手を掛けた瞬間、なぜかフックアウト。
掛かりが浅かったといえばそれまでだが、最後の一手で下手を打ってしまった。
己の不甲斐なさに絶望し、大の字にねころんで天を仰いだ。
顔に当たる雨が冷たい…。
どうやらこの雨は、ボス級のイワナを覚醒させているみたいだ。
二度あることは三度ある。
この時合を逃すと一生悔いが残りそうだ。
ゲン直しにルアーを変えることにした。
BLINK60LANCEのチャートカラー。
この渓で60mmを使うことはめったにないが、大きいルアーは大きい魚を呼び込む。
果たして三度目の正直は実現した。
そいつは、落ち込みの白泡が岩壁に当たって流れが方向を変えるその場所に潜んでいた。
笹濁りの流れの中で、金色の魚体がグネグネと抵抗する。
いくら自分がおろかでも、さすがに2回失敗すれば学ぶ。
浅瀬に引き寄せ、そのまま河原にずり上げた。
よっしゃー!
丸々と太ったオスのイワナだった。
顔つきが凶悪なイケメンである。
測ってみると、31.5㎝。
今シーズン、2尾目の尺イワナである。
釣れてくれてありがとう!!
終わりよければすべてよし。
渓と渓魚に感謝して、気持ちよく納竿した。
退渓ついでにフキノトウを探す。
塔が立っているものも多かったが、食べられそうなものをいくつか摘むことができた。
家族は私の釣果より、山菜の方を期待している。
開いてしまったフキノトウは、やや香りが落ちるものの、天ぷらにして美味しくいただいた。
それにしても、ホームリバーのポテンシャルには驚かされた。
ここ数年は、魚の数も減ってサイズも伸びなかったが、それは表面的にそう見えていただけだったのだ。
渓魚たちは、外敵から隠れ、逞しく、そしてしたたかに生き延びていたのである。
そうだフキノトウも味あわなければねえ!
繁忙期を脱して腑抜け状態のこちらは当分解禁もお預けだす!
こんにちは!
なんだか好調すぎて怖いくらいです。
反動でこのあと釣れなくなったらどうしようと思ってしまいます。
まあ、私の場合は不調の方が通常運転かもしれませんが。(笑)
フキノトウは、マンネリの天ぷらで楽しみました。
高崎さんなら、いろんなアイデアメニューがありそうですよね。