お気楽ナチュラリスト

都内に住んでも心はナチュラリスト。
週末は山と川で遊びたい。

自分史上最速タラノメ

2023年03月26日 | 釣り
今週末も雨。
一週間前に雨の中で尺イワナをぶち上げたことにあやかり、2匹目のドジョウをねらって同じ渓に出撃した。



桜の開花は、平地から山間部にまで足早に駆け上がっている。
例年なら、4月10日ごろ開花していたと記憶しているが、こんな山奥の桜まで咲き始めた。
梅と桜が同時に楽しめるなんて、なんだか不思議な気分。



ヤマザクラが咲き始めるタイミングで芽吹く山菜といえばタラノメだ。
まさかとは思ったが、本当に出ていた。
昨年は4月9日に収穫しているので、とんでもない早さだ。
その年によって多少前後するものの、例年より確実に10日以上早い。
自分史上最速タラノメ、である。
3月に入ってからの暖かさに加え、ここ1週間の雨を吸い込んで一気に芽吹いたのかもしれない。


上物が採れたので、今夜は天ぷら確定だ。
朝飯もまだ食べてないのに、頭の中は夕飯の酒宴になっている。


さて、釣りの方はというと、こちらは厳しかった。
先週よりまた少し濁りが増した。
濁り以上に困るのが、落ち葉だ。
ルアーを引くたびに、枯葉をひっかけてくる。
岸際の緩い流れには、落ち葉が堆積している。
せっかく渓魚が追ってきても、ルアーが落ち葉をひっかけたり、堆積した枯葉に突っ込んだりした瞬間、そこでジ・エンド。



しかし、今日はタラノメという大物をゲットしているので、いつ帰ってもいいくらいの気持ちでプラプラ歩いている。
それどころか、さらにタラノメがないか、はたまたコゴミは出ていないか、目ん玉をギラギラさせて釣りそっちのけである。
さすがに、コゴミはまだだったが、そんな体たらくなので、魚が釣れるわけもない。
3回バラシたあとに、ようやくヤマメとご対面。


もうこれで帰る理由が整った。
雨もザーザーなので、さっさと脱渓した。


お楽しみのタラノメの天ぷら。
今年もよく出来た。
タラノメの天ぷらは、根元から食べるとほっこりして旨い。
さすが山菜の王者だ。


この調子でいくと、来週あたりはコゴミが出ているかもしれない。
次の週末まで、そわそわしながら仕事をするようだナ。

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