渓流も禁漁になったことだし、ファミリー登山の再開だ。
今回のターゲットは、八ヶ岳連峰硫黄岳。
山小屋一泊のゆったりプランだ。
9月2日(土)8:00に美濃戸を出発。
娘は久々なのでハイテンションだ。
赤岳鉱泉を目指すので、北沢ルートで行く。
はじめは、こんな感じの林道を歩く。
途中で森をショートカット。
森を抜けたらまた林道を歩く。
すぐに山の神に到着。ここで一本とる。
ここまででおおよそ30分。
汗のかき具合や歩くペースなどの一つの目安となっている休憩ポイントなのだ。
約1時間で、砂防堰堤の橋まで到着。
ほぼコースタイム通り。
ここで山小屋まで、約半分の距離。
この先は、登山道らしくなる。
雨女の娘だが、今日は晴れたので、お気に入りのザックを誇らしげに担ぐ。(笑)
しばらく景観のいい沢沿いを歩くのだが、驚いたことに木道が整備されていた。
人気コースだけに安全面での配慮なのだろうが、ここまでしなくてもいいルートだと思うのだが…。
いつもより紅葉のはじまりが遅いようだが、それでもところどころ色づいていて目を奪われる。
最初は調子よく歩いていた息子が、このあたりから調子を崩してきた。
何度も座り込み、ゲーゲー吐く始末。
悪いものは食べていないはずだが、吐くものがなくなってもオェ~っと苦しそう。
だましだまし歩いて、赤岳鉱泉に到着。
娘は大喜びだが、息子はテンション下がりっぱなし。
「う~、もうだめ…」
ちと気の毒なくらい辛そうだ。
しかし、明日は天気が崩れるという予報であり、出来れば天候が安定している今日のうちにピークを踏んでおきたい。
息子も行く気はある。
30分休憩したあと、硫黄岳に向かって進むことにした。
だが、やっぱり嘔吐はおさまらず、泣きながら歩く。
30分登ったところで、断念。
山小屋まで引き返すことにした。
時刻は12時。時間的には早かったが、山小屋に入る。
今回は、ちょっと贅沢に個室をとった。
布団を敷くと、すぐに息子はスースー寝息をたて2時間眠った。
2時過ぎから風呂に入れるとのことだったので、一番乗りで入らせていただく。
シャンプー、石鹸は使用できないので、汗を流して温まるだけだが、それでも標高2200mの山小屋で風呂に入れるのだから贅沢である。
昼寝と風呂で息子の調子もよくなったのか、絵を描きたいと言い出した。
談話室で創作活動に入る。
談話室からは、横岳西壁が一望できる。
約30分でできた作品がこれ。
横岳西壁の大同心だね。よく描けました。
この後、さらに息子は3時間眠り続けた。
ちょっと風邪っぽいのだろうか。実によく眠る。
娘は、登りたそうにしていたが、息子一人を小屋に置いていくわけにも行かないので、読書で暇をつぶしている。
太陽が山の端に沈み、次第に暗くなっていく黄昏時に、娘が窓の外にいる鹿を発見。
動物好きの娘は大興奮で私を呼ぶ。
おお!いるいる。
立派な角を持つ牡の鹿だ。
草を食べては、時おり首を持ち上げてゆっくりあたりを見回している。
暇をもてあましていた娘にとっては、よいサプライズになった。
6時15分から夕食なので、息子を起こす。
すっきりしたようで、食欲もあるようだ。
今日の夕食のメインは、霜降り牛のステーキ。陶板で焼く。
柔らかくてとてもオイシイ。
ポトフも絶品だった。
ここ赤岳鉱泉は、山岳ホテルを目指しているだけあって、食事の質は日本一だと私は思っている。
はっきりいって、白米は自分ちよりウマイ。
その他、バイオトイレなど施設の清潔さや個室重視の部屋割り、そして何よりスタッフのフレンドリーさが心地よい。
通年営業ということもあり、冬季登山の基地でもある。
私もかれこれ10回以上は利用している。
いつ来ても快適なのだ。
今日はいつもより空いていて、落ち着いた食事風景である。
混んでいるときは、交代制で2回戦、3回戦もある。
食事を済ませ、部屋にもどる。
息子はすぐに布団に潜り込み、7時半には寝息を立てていた。
これだけ眠れば、明日は大丈夫だろう。
心配なのは天気である。
曇りでいいから、午前中はもってほしい。
なぜか押し入れにもぐり込む娘。
オマエはドラえもんか!?
なんで広いところで寝ないの?と尋ねると、狭いところの方が落ち着くんだとか。
さすが私の娘。貧乏くさいところがよく似ている。
硫黄岳(後編)へ続く。
今回のターゲットは、八ヶ岳連峰硫黄岳。
山小屋一泊のゆったりプランだ。
9月2日(土)8:00に美濃戸を出発。
娘は久々なのでハイテンションだ。
赤岳鉱泉を目指すので、北沢ルートで行く。
はじめは、こんな感じの林道を歩く。
途中で森をショートカット。
森を抜けたらまた林道を歩く。
すぐに山の神に到着。ここで一本とる。
ここまででおおよそ30分。
汗のかき具合や歩くペースなどの一つの目安となっている休憩ポイントなのだ。
約1時間で、砂防堰堤の橋まで到着。
ほぼコースタイム通り。
ここで山小屋まで、約半分の距離。
この先は、登山道らしくなる。
雨女の娘だが、今日は晴れたので、お気に入りのザックを誇らしげに担ぐ。(笑)
しばらく景観のいい沢沿いを歩くのだが、驚いたことに木道が整備されていた。
人気コースだけに安全面での配慮なのだろうが、ここまでしなくてもいいルートだと思うのだが…。
いつもより紅葉のはじまりが遅いようだが、それでもところどころ色づいていて目を奪われる。
最初は調子よく歩いていた息子が、このあたりから調子を崩してきた。
何度も座り込み、ゲーゲー吐く始末。
悪いものは食べていないはずだが、吐くものがなくなってもオェ~っと苦しそう。
だましだまし歩いて、赤岳鉱泉に到着。
娘は大喜びだが、息子はテンション下がりっぱなし。
「う~、もうだめ…」
ちと気の毒なくらい辛そうだ。
しかし、明日は天気が崩れるという予報であり、出来れば天候が安定している今日のうちにピークを踏んでおきたい。
息子も行く気はある。
30分休憩したあと、硫黄岳に向かって進むことにした。
だが、やっぱり嘔吐はおさまらず、泣きながら歩く。
30分登ったところで、断念。
山小屋まで引き返すことにした。
時刻は12時。時間的には早かったが、山小屋に入る。
今回は、ちょっと贅沢に個室をとった。
布団を敷くと、すぐに息子はスースー寝息をたて2時間眠った。
2時過ぎから風呂に入れるとのことだったので、一番乗りで入らせていただく。
シャンプー、石鹸は使用できないので、汗を流して温まるだけだが、それでも標高2200mの山小屋で風呂に入れるのだから贅沢である。
昼寝と風呂で息子の調子もよくなったのか、絵を描きたいと言い出した。
談話室で創作活動に入る。
談話室からは、横岳西壁が一望できる。
約30分でできた作品がこれ。
横岳西壁の大同心だね。よく描けました。
この後、さらに息子は3時間眠り続けた。
ちょっと風邪っぽいのだろうか。実によく眠る。
娘は、登りたそうにしていたが、息子一人を小屋に置いていくわけにも行かないので、読書で暇をつぶしている。
太陽が山の端に沈み、次第に暗くなっていく黄昏時に、娘が窓の外にいる鹿を発見。
動物好きの娘は大興奮で私を呼ぶ。
おお!いるいる。
立派な角を持つ牡の鹿だ。
草を食べては、時おり首を持ち上げてゆっくりあたりを見回している。
暇をもてあましていた娘にとっては、よいサプライズになった。
6時15分から夕食なので、息子を起こす。
すっきりしたようで、食欲もあるようだ。
今日の夕食のメインは、霜降り牛のステーキ。陶板で焼く。
柔らかくてとてもオイシイ。
ポトフも絶品だった。
ここ赤岳鉱泉は、山岳ホテルを目指しているだけあって、食事の質は日本一だと私は思っている。
はっきりいって、白米は自分ちよりウマイ。
その他、バイオトイレなど施設の清潔さや個室重視の部屋割り、そして何よりスタッフのフレンドリーさが心地よい。
通年営業ということもあり、冬季登山の基地でもある。
私もかれこれ10回以上は利用している。
いつ来ても快適なのだ。
今日はいつもより空いていて、落ち着いた食事風景である。
混んでいるときは、交代制で2回戦、3回戦もある。
食事を済ませ、部屋にもどる。
息子はすぐに布団に潜り込み、7時半には寝息を立てていた。
これだけ眠れば、明日は大丈夫だろう。
心配なのは天気である。
曇りでいいから、午前中はもってほしい。
なぜか押し入れにもぐり込む娘。
オマエはドラえもんか!?
なんで広いところで寝ないの?と尋ねると、狭いところの方が落ち着くんだとか。
さすが私の娘。貧乏くさいところがよく似ている。
硫黄岳(後編)へ続く。
山登り再開ですね!
息子さんが気の毒でしたが、景色のいいルートですね。
山小屋もすごく綺麗なんですね。
わたしも子供の頃、押し入れで寝てたくちです(笑)
後編、これから書きますよ。
乞うご期待!?
赤岳鉱泉は、山小屋の中ではピカイチです。
ここに泊まってしまうと、他の山小屋に泊まれません。
押し入れは、やっぱり魅力的なんですかね~?