山ガールと山ボーイを連れて、3000mで夏休み。
目的地は南アルプスの女王・仙丈ケ岳。
日帰りも可能な3000m峰だが、あえて山小屋で一泊し、夏のアルプスの魅力を満喫することにした。
アプローチの負担軽減を図るべく、今回は戸台の仙流荘前からバスに乗ることにした。
芦安の方が自宅からは近いが、戸台からだとバスの乗り継ぎはない。
仙丈小屋で一泊するので、一番のバスに乗る必要もない。行程に余裕が生まれる。
バスは28人集まった時点で、時刻表より早く出発してくれた。
このあたりの臨機応変さは登山者にとって大変ありがたい。
バスの運転手の軽妙なトークに笑いながら、50分ゆられて北沢峠に到着。
北沢峠には20年ぶりくらいに来たが、待合所やトイレが素晴らしい施設になっていて驚いた。
身支度を整えたら登山開始。
今日は、標高差1000mあるから、じっくり行こう。
9時スタート。
まずは、樹林帯をつづらおりにぐいぐい登る。
空気は冷涼だが、台風が接近しているせいか、湿度が高い。
登山道は、よく整備されているので登りやすく、それだけ登山者が多いことが推察される。
登り始めて15分少々で一合目に到着。
仙丈ケ岳は、合目の表示があるので、ペースを作りやすい。
もくもくと登るだけは辛いからね。
一合目から二合目までは、ほとんど登りがなく苔むした樹林を愛でながら楽しく歩ける。
二合目から五合目までは、傾斜も強くなり、どんどん高度を稼ぐ感じだ。
登り始めてから2時間で大滝ノ頭(五合目)到着。
ほぼコースタイムどおり。
そろそろ樹林帯の登りに飽きてきた。
五合目から30分ほど登ると、次第に前方が明るくなってきた。
周囲の植生もハイマツが混じってくる。
いよいよ森林限界だ。
六合目。森林限界に達した。
予想通り、ガスガス。展望ゼロ。
どんなに涼しい風が吹いていることかと期待していたのだが、それほどでもない。
やはり台風の影響か。
小腹も空いてきたので、ここで大休止。
おやつタイム。
厚い雲が切れて一瞬青空が見えて歓声を上げたが、ほんとに一瞬であった。
眺望ゼロでも、森林限界に達せば、それなりにアルプス感は出てくる。
ガレ場を登り詰め、本日最初のピークにたどり着いた。
小仙丈ケ岳(2855m)
割れた看板を持って、ハイ、チーズ。
無風のピークには、小バエのような羽虫が大量発生していて、落ち着いていられない。
さっさと先に行く。
小仙丈からは、ご機嫌な稜線漫歩といきたいところだが、ガスはなかなか晴れない。
時たま、小仙丈カールを少しだけ見せてくれるだけ。
今日の女王様はご機嫌ナナメのようだ。
女王様がほんの少し気を許したサービスショット。
今日はこれぐらいが限界か。
展望が無ければ、励ましてくれるのは足元の草木たちだ。
あと1時間弱がんばれば、仙丈ケ岳のピークに立てる。
山ガールは、だいぶ疲れてきたようで、立ち止まる回数も増えてきた。
もう少しだよ、のんびり歩けば必ず着くよ。
とはいえ、ガスガスの中、おまけに小雨もぱらついてきた。
先が見えない中、「あそこまで歩けば…」と目標を持たせられないのが辛い。
うっすら見える小ピークを山頂と勘違いすること数回。
14時20分、仙丈ケ岳(3033m)のピークに立った。
お疲れ~。
山頂では、ライチョウの家族が出迎えてくれた。
登山者が登ってくるのをじっと見ている。
仙丈ケ岳のピーク付近も大量の小バエが発生していた。
うひゃーとか言いながら、払いのける。
とてもじゃないが、優雅に山頂ラーメンどころの話じゃない。
雨も降り出してきた。
さっさと小屋まで降りよう。
※後編につづく。
目的地は南アルプスの女王・仙丈ケ岳。
日帰りも可能な3000m峰だが、あえて山小屋で一泊し、夏のアルプスの魅力を満喫することにした。
アプローチの負担軽減を図るべく、今回は戸台の仙流荘前からバスに乗ることにした。
芦安の方が自宅からは近いが、戸台からだとバスの乗り継ぎはない。
仙丈小屋で一泊するので、一番のバスに乗る必要もない。行程に余裕が生まれる。
バスは28人集まった時点で、時刻表より早く出発してくれた。
このあたりの臨機応変さは登山者にとって大変ありがたい。
バスの運転手の軽妙なトークに笑いながら、50分ゆられて北沢峠に到着。
北沢峠には20年ぶりくらいに来たが、待合所やトイレが素晴らしい施設になっていて驚いた。
身支度を整えたら登山開始。
今日は、標高差1000mあるから、じっくり行こう。
9時スタート。
まずは、樹林帯をつづらおりにぐいぐい登る。
空気は冷涼だが、台風が接近しているせいか、湿度が高い。
登山道は、よく整備されているので登りやすく、それだけ登山者が多いことが推察される。
登り始めて15分少々で一合目に到着。
仙丈ケ岳は、合目の表示があるので、ペースを作りやすい。
もくもくと登るだけは辛いからね。
一合目から二合目までは、ほとんど登りがなく苔むした樹林を愛でながら楽しく歩ける。
二合目から五合目までは、傾斜も強くなり、どんどん高度を稼ぐ感じだ。
登り始めてから2時間で大滝ノ頭(五合目)到着。
ほぼコースタイムどおり。
そろそろ樹林帯の登りに飽きてきた。
五合目から30分ほど登ると、次第に前方が明るくなってきた。
周囲の植生もハイマツが混じってくる。
いよいよ森林限界だ。
六合目。森林限界に達した。
予想通り、ガスガス。展望ゼロ。
どんなに涼しい風が吹いていることかと期待していたのだが、それほどでもない。
やはり台風の影響か。
小腹も空いてきたので、ここで大休止。
おやつタイム。
厚い雲が切れて一瞬青空が見えて歓声を上げたが、ほんとに一瞬であった。
眺望ゼロでも、森林限界に達せば、それなりにアルプス感は出てくる。
ガレ場を登り詰め、本日最初のピークにたどり着いた。
小仙丈ケ岳(2855m)
割れた看板を持って、ハイ、チーズ。
無風のピークには、小バエのような羽虫が大量発生していて、落ち着いていられない。
さっさと先に行く。
小仙丈からは、ご機嫌な稜線漫歩といきたいところだが、ガスはなかなか晴れない。
時たま、小仙丈カールを少しだけ見せてくれるだけ。
今日の女王様はご機嫌ナナメのようだ。
女王様がほんの少し気を許したサービスショット。
今日はこれぐらいが限界か。
展望が無ければ、励ましてくれるのは足元の草木たちだ。
あと1時間弱がんばれば、仙丈ケ岳のピークに立てる。
山ガールは、だいぶ疲れてきたようで、立ち止まる回数も増えてきた。
もう少しだよ、のんびり歩けば必ず着くよ。
とはいえ、ガスガスの中、おまけに小雨もぱらついてきた。
先が見えない中、「あそこまで歩けば…」と目標を持たせられないのが辛い。
うっすら見える小ピークを山頂と勘違いすること数回。
14時20分、仙丈ケ岳(3033m)のピークに立った。
お疲れ~。
山頂では、ライチョウの家族が出迎えてくれた。
登山者が登ってくるのをじっと見ている。
仙丈ケ岳のピーク付近も大量の小バエが発生していた。
うひゃーとか言いながら、払いのける。
とてもじゃないが、優雅に山頂ラーメンどころの話じゃない。
雨も降り出してきた。
さっさと小屋まで降りよう。
※後編につづく。
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