富士山に向けてちょっとは高所順応しておかねばと思い、手軽に登れる3000mは無いかなと物色していたところ、あった、あった。
乗鞍岳があるじゃないか。
北アルプスにありながら、2700mまでバスが通っている。
まあ、観光客向けの山だろうとタカをくくっておったが、これが結構いい山なのであった。
深夜の一人ドライブを楽しみ、6時半に乗鞍高原観光センター駐車場に到着。
車の数もほどほどあり、登山者9割。スキーヤー&スノーボーダー1割といったところか。
心配なのは、どよんとした曇り空。
ここまで来る間も雨が降ったりやんだりしていた。
ここから畳平まではマイカー規制のため、シャトルバスに乗り換える。
往復2500円。ちと高い。
50分ほどゆられることになるので、さっそく睡眠タイム。
ヘアピンカーブのたびに、頭を窓ガラスにがんがんぶつけるが、それでも眠さが勝っている。
はっと気づくとバスは雲の上に出ていた。
畳平の一つ前のバス停「大雪渓・肩の小屋口」で下車した。
下りたのはスキーヤーやボーダーばかりで、登山者は2~3人だった。
畳平まで行かなかったのは、完全ピストンを避けたかったのと、雪渓を間近に楽しみたかったから。
目の前には乗鞍岳がどーん。
登り始めの標高は2610m。爽やかだ~。
雪渓登りが楽しめるかなと思って、チェーンスパイクを持ってきたが、出番はなさそうだ。
ボーダーやスキーヤーは、「雪少ね~」と絶句していたが、それでも滑るらしい。
歩き始めると高山植物のお出迎え。
いちいち写真を撮ってしまうので、ぜんぜん進まない。
お花畑の斜面の上にはコロナ観測所が見える。
あっという間に肩の小屋が見えてきた。
天気はいいし、花は綺麗だし、すぐに登ってしまうのが惜しいような気分だ。
肩の小屋に到着。
たいして疲れていないが、水分補給&エネルギー補給。
振り返ると雲海。
いいね~。夏だな~。
そうそう、靴ズレに悩まされていた登山靴。
前回の天狗岳から薄いウールのソックスを履いてから、中厚のソックスを重ねてはいたら、嘘のように靴ズレはなくなってしまった。
靴を買うとき、店員は「このソックスの厚みに靴を合わせますから。ソックスをあれこれ変えないでください。」などと言っていたのに、このありさまだ。
やっぱり自分の感覚に従った方がいいと強く思った次第である。
とにかく、靴を捨てずにすんだのは何よりである。
肩の小屋からは、畳平からの登山者が合わさるので、とたんににぎやかになる。
雲海と湧き上がるガスの動きが面白く、いつまでも眺めていたくなる。
振り返ると槍・穂高の雄姿。
たまらんな~。
ちょっとざれた登山道だが、よく整備されている。
とにかく天気が最高で、顔がにやけてくる。
稜線に上がると眼下には池が見えてきた。
群青の空を水面に映しこんで、なんともいえず美しい。
そういえば、山ガールたちが、「湖が見える山に登りたいです!」なんて言ってたっけ。
連れてきてあげればよかったな。
ここまでくれば、山頂まではあと少し。
もったいないから、ゆっくり、のらりくらりと登っていく。
山頂直下にある頂上小屋。
売店のおばちゃんが、「お疲れさま~」と声をかけてくれた。
ここから山頂までは、5分くらい。
もう着いちゃった。
乗鞍岳・剣ヶ峰(3026m)。
雲海の向こうには、南アルプスや御嶽山も見えた。
いや~最高だな~。
それほど広くない山頂には乗鞍本宮が祀られており、みんなお守りを買ったりおみくじを引いたりしている。
次から次に登ってくるので、だいぶ混雑してきた。
さくっと下山にかかる。
槍・穂を眺めながらという贅沢な下山。
肩の小屋まで下りてきた。
バスの始発に乗りたいので、畳平方面に向かう。
荷揚げの車が走るようなつまらんに道になってしまった。
振り返ると湧き上がったガスにみるみる山頂は隠されている。
やっぱり夏は早めに行動するに限る。
雪渓には、スキーやボードを楽しむ人々が見えた。
あまりに単調な登山道のため、内心こっちの道を選んだことを後悔していたら、目の前にこんな風景がどーん。
おお、まるでアルプスの少女ハイジみたいなロケーション。
最後までやってくれるじゃないか、乗鞍岳よ。
お花畑経由の道にそれると、またもや高山植物のお出迎え。
夏の乗鞍岳をなめていた。
こんなにもコンパクトに山の魅力が詰まってるなんて。
半日弱のコースだけど、これは楽しいぞ。
北アルプス入門者には、ぜひ勧めたい。
楽しい時間はもうおしまい。
畳平が近づいてきた。
畳平に到着。
あ~、終わっちゃった。
バスを待つ間に、お約束のこれ。
飛騨牛乳ソフトクリーム。
文句なくうまい。
帰りに親父の小屋へ立ち寄って一晩のんびりした。
雨は降ったりやんだりを繰り返している。
釣り道具は持ってこなかったので、ごろごろ過ごす。
一人旅ならではのスローな感じ。
お気に入りのウッドデッキでコーヒーを飲みながら、山雑誌のバックナンバーを読み返すのが定番の過ごし方だ。
蚊取り線香の香りは夏の風物詩。
梅雨明けまで秒読み段階。
真夏の入り口に立っている。
乗鞍岳があるじゃないか。
北アルプスにありながら、2700mまでバスが通っている。
まあ、観光客向けの山だろうとタカをくくっておったが、これが結構いい山なのであった。
深夜の一人ドライブを楽しみ、6時半に乗鞍高原観光センター駐車場に到着。
車の数もほどほどあり、登山者9割。スキーヤー&スノーボーダー1割といったところか。
心配なのは、どよんとした曇り空。
ここまで来る間も雨が降ったりやんだりしていた。
ここから畳平まではマイカー規制のため、シャトルバスに乗り換える。
往復2500円。ちと高い。
50分ほどゆられることになるので、さっそく睡眠タイム。
ヘアピンカーブのたびに、頭を窓ガラスにがんがんぶつけるが、それでも眠さが勝っている。
はっと気づくとバスは雲の上に出ていた。
畳平の一つ前のバス停「大雪渓・肩の小屋口」で下車した。
下りたのはスキーヤーやボーダーばかりで、登山者は2~3人だった。
畳平まで行かなかったのは、完全ピストンを避けたかったのと、雪渓を間近に楽しみたかったから。
目の前には乗鞍岳がどーん。
登り始めの標高は2610m。爽やかだ~。
雪渓登りが楽しめるかなと思って、チェーンスパイクを持ってきたが、出番はなさそうだ。
ボーダーやスキーヤーは、「雪少ね~」と絶句していたが、それでも滑るらしい。
歩き始めると高山植物のお出迎え。
いちいち写真を撮ってしまうので、ぜんぜん進まない。
お花畑の斜面の上にはコロナ観測所が見える。
あっという間に肩の小屋が見えてきた。
天気はいいし、花は綺麗だし、すぐに登ってしまうのが惜しいような気分だ。
肩の小屋に到着。
たいして疲れていないが、水分補給&エネルギー補給。
振り返ると雲海。
いいね~。夏だな~。
そうそう、靴ズレに悩まされていた登山靴。
前回の天狗岳から薄いウールのソックスを履いてから、中厚のソックスを重ねてはいたら、嘘のように靴ズレはなくなってしまった。
靴を買うとき、店員は「このソックスの厚みに靴を合わせますから。ソックスをあれこれ変えないでください。」などと言っていたのに、このありさまだ。
やっぱり自分の感覚に従った方がいいと強く思った次第である。
とにかく、靴を捨てずにすんだのは何よりである。
肩の小屋からは、畳平からの登山者が合わさるので、とたんににぎやかになる。
雲海と湧き上がるガスの動きが面白く、いつまでも眺めていたくなる。
振り返ると槍・穂高の雄姿。
たまらんな~。
ちょっとざれた登山道だが、よく整備されている。
とにかく天気が最高で、顔がにやけてくる。
稜線に上がると眼下には池が見えてきた。
群青の空を水面に映しこんで、なんともいえず美しい。
そういえば、山ガールたちが、「湖が見える山に登りたいです!」なんて言ってたっけ。
連れてきてあげればよかったな。
ここまでくれば、山頂まではあと少し。
もったいないから、ゆっくり、のらりくらりと登っていく。
山頂直下にある頂上小屋。
売店のおばちゃんが、「お疲れさま~」と声をかけてくれた。
ここから山頂までは、5分くらい。
もう着いちゃった。
乗鞍岳・剣ヶ峰(3026m)。
雲海の向こうには、南アルプスや御嶽山も見えた。
いや~最高だな~。
それほど広くない山頂には乗鞍本宮が祀られており、みんなお守りを買ったりおみくじを引いたりしている。
次から次に登ってくるので、だいぶ混雑してきた。
さくっと下山にかかる。
槍・穂を眺めながらという贅沢な下山。
肩の小屋まで下りてきた。
バスの始発に乗りたいので、畳平方面に向かう。
荷揚げの車が走るようなつまらんに道になってしまった。
振り返ると湧き上がったガスにみるみる山頂は隠されている。
やっぱり夏は早めに行動するに限る。
雪渓には、スキーやボードを楽しむ人々が見えた。
あまりに単調な登山道のため、内心こっちの道を選んだことを後悔していたら、目の前にこんな風景がどーん。
おお、まるでアルプスの少女ハイジみたいなロケーション。
最後までやってくれるじゃないか、乗鞍岳よ。
お花畑経由の道にそれると、またもや高山植物のお出迎え。
夏の乗鞍岳をなめていた。
こんなにもコンパクトに山の魅力が詰まってるなんて。
半日弱のコースだけど、これは楽しいぞ。
北アルプス入門者には、ぜひ勧めたい。
楽しい時間はもうおしまい。
畳平が近づいてきた。
畳平に到着。
あ~、終わっちゃった。
バスを待つ間に、お約束のこれ。
飛騨牛乳ソフトクリーム。
文句なくうまい。
帰りに親父の小屋へ立ち寄って一晩のんびりした。
雨は降ったりやんだりを繰り返している。
釣り道具は持ってこなかったので、ごろごろ過ごす。
一人旅ならではのスローな感じ。
お気に入りのウッドデッキでコーヒーを飲みながら、山雑誌のバックナンバーを読み返すのが定番の過ごし方だ。
蚊取り線香の香りは夏の風物詩。
梅雨明けまで秒読み段階。
真夏の入り口に立っている。
写真見てるだけで行きたくなります~(>_<)
今度、、御一緒させてください~(^^ゞ
こんばんは!
今回は、一人でふらりと出かけてきました。
ノープランだったのですが、思いのほかいい山でした。
おススメですよ~。
また、みんなで行く計画を立てましょうね。
時間と体力のないわたしにはピッタリです(笑)
3000mから景色を見るのは憧れです♪
写真が実にええですねえ!
紺碧の空を見るとスカッとして気分爽快です。
僕はお気楽に中央アルプスを楽しんでおりました。
こんにちは!
あなさんの体力なら、スキップで登頂ですよ!
お手軽に3000mのロケーションを味わえるのが、乗鞍岳の魅力です。
おススメですよ~。
>高崎さん
こんにちは!
写真を誉めていただき、とてもうれしいです。
今回は、時間がたっぷりあったので、たくさん写真を撮ってしまいました。
高崎さんは、中央アルプスだったんですね。
記事のアップを楽しみにしてます~。