日本刀の手入れ
間違っているかもしれません、もし間違えていたらご指摘ください。今まで自分が続けている日本刀のメインテナンス方法をご紹介します。いずれにしても500年以上守り伝えられてきた美術品を我々の世代でダメにしてしまってはご先祖様に申し訳が立ちません。
さびさせたり、刃こぼれを作ると研磨により表面を削る作業によらなければ回復できません。研磨をすればそれだけ本体を削り取るわけですから原形を損ないます。したがって日ごろの手入れが欠かせないわけです。大切なことは梅雨時や夏場は頻繁に鞘をはらわないことです。高温にさらすこともいけません。休め鞘(白鞘)に納めて温度や湿度の影響を受けにくい場所に保管しましょう。
油とり:日本刀は防錆のために植物油(椿油、丁子油)を薄く塗布します。酸化した油、定期的に汚れた古い油を取り除くために江戸時代から伝統的に「打ち粉」という砥石の粉をはたいて奉書をという厚手の和紙をもみほぐしたもので拭いとる方法が一般的な手入れ方法です。
最近の研磨剤は良いものが工業生産されていますので、打ち粉の代わりにセラミックパウダー、奉書の代わりに「ティッシュペーパー」を用います。
用意するもの:3000メッシュの研磨用セラミックパウダー
そして仕上げにはカメラのレンズの汚れを掃除する「無水エタノール」を薄く吹きかけてティッシュペーパーで拭いとります。新しい油はこれもカメラの手入れに使用する「セーム皮」を小さく切ったものに刀油をしみこませたもので全体に薄く塗ります。セーム皮は繰り返し使えますから小さめの密封容器に入れて保管しておきます。
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