オンライン辞書コトバンクによると、ウーマンリブとは、women's libの和製英語《〈和〉woman+lib》との事ですが、その内容は、「1960年代後半から欧米を中心として盛んになった、女性であるために受ける差別と、それを支えている社会の意識の変革を目指す女性解放運動」としるされています。
翻って、映画スタウォーズシリーズに登場する暗黒卿は、物語の中で幾つもの悲劇を生み出しています。スカイウォーカーと呼ばれた物語の中心人物の親子対決とか、パルパティーンと孫の対立とか。「救い」というのが一つのテーマにあった映画だと記憶しています。
閑話休題、和製英語「woman+lib」と暗黒卿の名前「シディアス」にスポットライトを当てて考えた時、個人的な感覚で恐縮ですが、何故か文字の中に妙な違いを感じてしまいます。「シディアス」に含まれている「シ」と「ス」以外の部分は「ディア」と読めますが、映画の内容からは親子関係すら破綻させてしまう不幸な結末しか連想できません。他方、「woman+lib」に含まれている「w」と「b」以外の部分は、「oman+li」と読めますが、奴隷的な扱いからの解放を意味するのであれば、ある意味、映画スタウォーズシリーズの最後のシーンでレイが下した決断のように、暗黒卿「シディアス」というイメージとは、また違った捉え方に感じられます。何にせよ、自ら望む形でない何かに大切な人間関係を含む運命を左右されるかされないかというのは、「救い」の有無に於いて明暗を分ける重要な違いなのだと思います。