現在、仕事で排水廻りの仕事も扱っているせいか、「専門的ではない判断」という考え方について時々思う事があります。「専門外」とか「専門」とはまた違った意味で。
例えば、排水処理に纏わる仕事では、処理中の排水を調べるのにサンプル水を採水する事があります。この時、耐性のあるゴム手袋着用などの対策をするかしないかというのが、実は判断が微妙な時があります。極度に酸性が強かったり、逆にアルカリ性が強かったら肌に危険なので対策は必須なのですが、そうでない場合は、自己責任での判断になります。場所にもよりますが、人体に強い害を与えない状態の排水サンプルの採水で対策をしない事のデメリットを挙げるとすれば、「汚れる」という事です。
こういった時の「判断」って、専門だからそれは駄目だとか、専門外だから良いとかではなくて、感覚として「専門的ではない」といった感覚です。勿論汚れた手で彼方此方触りまくると周りの方からお叱りを受ける事もありますので、直ぐに手を洗いますが、汚れないように対策したから又はしなかったからといって、その判断を一律には赤の他人が非難出来ないような場合です。
他方、排水処理では落ちたら危険な微生物を溜めている排水処理槽というのもありますので、そういった場合は「専門的ではない判断」に頼るのではなく、専門家のアドバイスを貰って判断しないと、人体に害を及ぼす場合もあるので注意が必要です。
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