1789年8月26日のフランス人権宣言から数えて59年と286日後の1848年6月7日に生まれたフランスのポスト印象派の画家ウジェーヌ・アンリ・ポール・ゴーギャンにとっても、『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』は、人生の問いのテーマの一つだったのだと思います。
芸術と哲学は必ずしも主客合致するものとは言えませんが、哲学者にとっては、万学の祖と称えられているアリストテレスとか、近代哲学の祖の一人として認識されているイマヌエルカントは、多くの哲学者にとって「我々」として認識される教育系の倫理哲学者になります。
ゴーギャンが問いかけたQuestionに対するConclusionがいかなるものかは、認識論上全て知り得る事など叶わないのかも知れませんが、哲学の父と呼ばれているソクラテスの系譜に続く哲学の祖が最高善とか善意志を志向したよう、起源とか動機というのは、同じ時代の社会に生きる人達にとっては、共感・共有する事がインターネットの普及によって昔よりも遥かに容易になったのかも知れません。しかし同時に、サイバーアタック等(情報)セキュリティに関する脅威が増したのも周知の事実です。
和の精神を尊びながら、古から今に至る人類の営みを現在から未来に繋げて行く中に、人間の尊厳が未来の子孫へと受け継がれて行くのではないでしょうか・・・