a green hand

夫の誕生日



結婚40周年にと母がジューンベリーの記念樹を買ってくれた年から3年も過ぎている。

早い、早い。
この分ではあっという間に人生が終わってしまいそう。

今年も結婚記念日が来て翌日の夫の誕生日がやってきた。
この週はとても来客の多い週になる。

何のために?
我が家の庭の季節なのだ。

友人やその友が訪ねてくれるので結構疲れる。
というのも私が庭に来てくれるよう誘っているのだから呆れる。
来て貰えば私も訪ねたりもするのでどんどん疲れる。

そんな中、昨日はいつも年始に来てくれる高齢の叔父の顔を見に行った。
私が年末年始に寝込んでしまいせっかく来てくれる、年に一度のその日に顔を出さず終いだったからだ。

私は滅多に叔父を訪ねない。
でも何故か気になっていた。

私の訪問に叔父叔母は驚いた風である。

裏にある梅の実を採取し終わったところに庭先で出会った。
裏に回り、梅の木を見上げると所々に梅がまだ残っていた。

私の手一杯になるごとに4.5回は叔父の手に渡しただろうか?
一個だけ私の届かないところに残っている梅を確認したが全部採り終えたことにした。

梅の葉が丸いのと、上を見上げていると苦しくなるのと、確認した梅の場所をすぐ忘れてしまうと言って叔父は自分の老いを笑っている。

久しぶりに祖父母の仏壇に手を合わせた。

帰ってくると娘から誕生日のプレゼントの品が届き、夫はすでにポロシャツ試着済みで袋に戻してあった。

夫は娘に希望を聞かれてTシャツを所望した。
たが、私も娘もポロシャツの方が年齢的に良いのにと内心思っていた。

それで私が事前に安いTシャツを夫にプレゼントしてみた。

するとそれでTシャツは満足したらしく夫はポロシャツがいいと娘に伝えてくれるよう私に言ってきた。

私の予想外の出費ではあったが私の望む展開になった。

そのポロシャツがとてもよく似合っていて良い感じである。
おまけと言ってTシャツまでプレゼントされていた。

間も無く息子がお祝いにやって来て、夫に焼酎のプレゼントである。

嬉しかったのだろう冷凍保存の高級お取り寄せ自分用鰻をお昼に準備してあげていた。

息子にもラッキーな日だった。

こうして親の誕生日を忘れないでいてくれる娘と息子に育ってくれただけで余りある未熟者夫婦の幸せである。

結婚記念日?
母が離婚もせずよくお互いに我慢したと言ってお寿司をとってくれた。
うちの母はそういうことは一切言わない人である
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