a green hand

星のおおの様

昨日はとてもいいお天気だった。
大野様のところに太陽を観に行こうと思い、ホームページをみる。
2月中は太陽観察はお休みとのこと。

それに現在、大野様はオーロラをみに、アラスカへ遠征中である。
3月3日には帰ってくる予定となっていた。


1年ほど前、鍾乳洞を観に行ったとき隣にある星の村天文台はさっと見学してきた。
時間が合わなかったことと、天気が良くなかったことでプラネタリウムも太陽も観ることができなかった。

子どものころは何か大きなものを見せた方がいいと思う。

日常は、とてもちまちまとした生活しかないのだから。
海・大きな山・空・川・・

それで太陽ということだったのだが残念!

夕方、一人の友からメールがあった。
「輝くのは金星?」と。
外に出た。

星が一段と輝いている。
福島は本当に星がきれいだ。

まず、しし座を探した。
メールが届く前、パソコンでハルと地球接近の彗星についてあれこれ調べていた。
名前がわからなかったからだ。
「ルーリン彗星」とある。

ルーリン彗星が地球接近とあり、昨日はしし座の近くに位置すると知った。
双眼鏡がないと彗星の尾までは見られないという。

しし座は「?」マークを反対にした形である。

時間的にオリオン座がうちの庭に縦に見える範囲ではまだ早すぎる気がした。

妹が土星を先に見つけた。
その上方に位置するはず・・とするとあれか?

抱っこしてるので私と逆の方向に屋根を越えて月を見つけたハル。
玄関の方へと毛布に包まりながら歩く。
神秘的に輝く下弦の月、下方に煌く星。

友が言ってるのはあの星のことである。
金星だ。

あと何時間かしたら月も金星も見えなくなる。

ハルは月を見つけたことで得意になり、寒いから嫌だという妹を強引に連れ出し、月の観察に。

とは言っても妹に抱っこしてである。
もしかしたらそれが目的だったのかもしれない。

外に出るとまだまだ身体が冷え込むほど空気は冷たい。
毛布ってなんて暖かいと実感できた。
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