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ずいぶん前にチケットを買っておいた。
が、行こうかどうしようか迷っていた・・
狙いは、バレンティーナ・リシッツァである。
迷ったというのは、今週水曜日から行く長野2泊3日が近いからである。
体が大丈夫かということと大阪は遠いな~だった。
頑張って行ってきてよかった。
十分楽しんだ、ベルリン交響楽団とピアニストのリシッツァだ。
ベルリンシンフォニーは全国ツァーを組んで大阪まで行かなくても福島は須賀川まではきてくれた。
が、リシッツァのピアノは札幌、函館、福岡、大阪、岡山、武蔵野のみ。
ベルリン交響楽団の小錦かハンプティダンプティのような指揮者、リオール・シャンバダールも体つきに合った、豊かで深い、ゆったりとしたシンフォニーを聞かせてくれた。
また、日本語で題名を言ってくれたのも、アンコールに何度も応えてくれたのもうれしかった。
アンコール4曲ぐらい指揮したあと、5曲目に行くのかと思いきや「さよなら」といって終わったのも会場を沸かせてくれた。
未完成、皇帝、運命とメジャーな昔懐かしい曲目であったが、その音は若い頃に聴いた、フルトベングラーやクレンペラーの音を思い出させた。
若い頃が急に懐かしくなっていた。
ピアノのリシッツァ、You Tube のピアニストと呼んでいいほどアクセスが6200万回という記録的な人気であるという。
私も「エリーゼのために」をアンコールで弾いてるのを聴き、その音と鍵盤を滑るように動く指に魅了され虜になった。
ロイヤルアルバートホールで演奏されたDVDを取り寄せたり、You Tube で数々の演奏を聴いた。
その人に会うために福島から大阪の福島にあるザ・シンフォニーホールまで出向いたわけである。
ベルリン交響楽団とともに「皇帝」を弾いた。
そのあとのアンコール4曲である。
私は何度も涙がでそうなぐらいに感動していた。
シューベルトの「アベマリア」「魔王」「美しき水車小屋の娘より水車職人と少女」リストの「ラ・カンパネラを」弾いてくれた。
手が痛くなるほどに拍手し満足した。
スタンデングオベーションをしている人もいて私もしたかったが我慢した。
ちょっと私の誰も立っていない辺りで一人でというのも気が引けたからだ。
リシッツァのソロコンサートが東京で開かれることがあったなら何をおいても必ず行きたいと思っていた。
とにかく迷ったが行ってよかった。
大阪環状線、福島駅真ん前の「ホテル阪神」だが、各部屋に温泉給湯があった。
赤茶色のようなお湯だった。
直ぐにバスタブに給湯し、頃合をみて入ったがすっかり疲れが取れた気分がした。
その昔、菅原道真公をおもてなしし喜ばれた「徳次郎の湯」というのを引いているとホテルの案内には書かれてあった。
道真公が返礼に、その地に福島という名前をつけたとあったが・・・。
一人旅、今回も未熟者の失敗が二つもあった。
全て数字絡みである。
も~、本当に数字は苦手である。
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