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貧血後一度もあっていないTさんが顔を見るなり、「太ったね~。」
Tさんが窓際の席を予約してくれていた。
一番乗りが私、次にTさん、そしてHさんで3人が久しぶりに顔を合わせた。
最もTさんとHさん、Hさんと私という具合には電話やらで話していた。
長い人生の最終章が充実というわけではないが・・。
こんなにあるものかというぐらい話は弾んでいた。
未婚二人、既婚一人で時々分が悪いというか・・。
私達には家族の悩みも何も何にもないんだよ・・と。
長いこと編集者として偉い人を相手にしてきたTさん、そしてピアノ教師で青春を生徒と過ごしたHさんである。
そして私はというと子どもを親に預け母として娘として妻としての能力の無さに甘え、仕事一途の未熟者。
ところが気づくと未熟者がその未熟さを大分自信をもって表現したようなのだ。
一気に熱弁を振るってしても酸欠のような状態にはならくなっていた。
日本民族についてHさんの考えが本当に個性的でありそういう見方もあるんだというのが今回印象的であった。
それと若い時の自分の先生が三島由紀夫ファンで自分も影響された話とか・・。
三島由紀夫の事件のあった日の衝撃とTさんの知る作家がそのことについて赤裸々な表現をもってその場面を書いていた話とか・・。
私のその当時の出来事からは本当に遠い話を聞くことが出来た。
5時間もの時間が色々な分野からの話で彩られた。
買い物をして帰ってくるはずがすっかり疲れてしまい今日も疲れている。
十分楽しかったが体にはキツイ談話であった。
Hさんをみてこの人はこんなにキレイだったんだと思った。
美しく爪を整えマニキュアをした細い指、ピアノを彈いてきた手とは思えない。
人差し指に可愛らしいきれいな蝶のリングが話すたびに動いていた。
Tさんは、社会学部出身なだけに女性の魅力とかそういうものから離れた独特の魅力を持っていた。
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