セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

バーチャルコンソールの「新作」の可能性

2007年05月04日 21時05分56秒 | 【旧】ゲーム関連記事
バーチャルコンソールに新作が登場―英『Impossible Mission』
(Nintendo inside様より)

ようやくの第一歩ですね。

ダウンロードサービスで安価な新作を配信する、という点では明らかにPS3やXbox360に遅れをとっているWiiですが、ハードが周りと比べて安価なので、一番早く実施はしてほしかったというのが正直な重いです。(一年先行しているXbox360は仕方ないですが)
ただ、ダウンロード販売と言うことで、ボリュームを詰め込むという概念から離れ、多くのアイデアを形にして安価で売り出すという意味では、他の次世代機も含め期待しています。



それに「ソフト」が存在する本来のゲームと違ってデータのみのやり取りとなりますので、様々なメリットがあります。


・ソフト媒体にお金をかけない分、安価で提供できる

・不具合などにすくに対処でき、適応させることが出来る
不具合の際のソフトの回収による余分な出費がなくなる

・上記を同じ理屈で、ソフトのバージョンアップが可能

・修正やバージョンアップの適応がラクになるため、下手に1本に詰め込もうという意識がなくなる
結果としてソフト安価に提供できる



ただしこんなデメリットも考えられますね。


・従来のゲームのように「ソフト」という「物理的」なものが無くデータのみの購入になるため、買っている実感を感じなくなる
結果として金銭感覚が狂い始める

・修正やバージョンアップの適応がラクになるため、逆にいえば短期間でゲームを制作するという意識が働き始める
結果として初期時の不具合が多くなる可能性がある

・当然ですがネットワーク環境が必要になるため、敷居が高くなる

・ネットワークを通しての売買になるため、万が一でも何らかの原因によりネットワーク内にデータが流出する可能性がある

・ゲーム自体はゲームショップではなくハードメーカー及びソフトメーカーが管理すると思うので、何らかの余分な出費がかかるのでは?(これは憶測ですが)



いずれにしてもまず根本的に言えることは、IT革命だの何だの言われている日本は私たちが思っている以上にネットワーク環境が整っている家庭は非常に少ないということです。むしろ興味があるかどうかも怪しいかもしれません。

テレビに関して言えば2011年よりデジタル放送になるので(テレビも見るのであれば)イヤでも換えなければいけないわけですが、ネットワーク自体は別に発展しなくたってゲームは発展しようと思えばできるわけです。そう考えると、日本の中で今後ネットワークがどれだけ普及してくるか?どれだけ一般世間に浸透するかがポイントになってくると思います。

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