シリーズ作を改めて評価してみる vol.7「メタルスラッグ」

かなり個人的に選んでしまって申し訳ないですが、今回は「メタルスラッグ」シリーズの評価を。基本、私はアーケードでしかプレイしていないのでそっちでの評価となります。何作品かは据え置きゲーム機でプレイしたことがあるのもありますが、それも全てアーケード版を評価するという方向ですいませんがご了承ください。（アドバンス版は例外）
また、PS2の３Ｄ版「メタルスラッグ」は未プレイなのでよろしくお願いします。


・「メタルスラッグ」
個人的評価：70点

初代にしてすでにほとんどグラフィック面でもシステム面でも完成系を誇っています。それでも一部演出が最新と比べるといろいろとチープなところもあったりします。
難易度はそれなりに低めだと思います。ステージ５と６はちょいと厳しいですが、慣れればいけますよ。わりと。


・「メタルスラッグ2」
個人的評価：80点

文字通り正統進化させたというべき作品。全体的に一番落ち着きのある出来なので、シリーズの中でも未だに人気は高いです。難易度は１より若干？アップ。


・「メタルスラッグX」
個人的評価：75点

簡単に言うと２を難しくしたバージョンです。新しい武器も入っていたりしますが、個人的には２くらいのレベルがちょうどよかったのでマイナス。特に最終面の後半の宇宙人の数は尋常じゃないです。


・「メタルスラッグ3」
個人的評価：90点

ある種、１、２ときて完結編にあたる今作。最終面の長さは現時点で歴代一を誇ります。
個人的にはシリーズで一番のお気に入りです。最終面であらゆる状況の変化やストーリー性がしっかり見えるのが良かったです。ラストは何回やっても燃えます。超難しいですけど。


・「メタルスラッグ4」
個人的評価：55点

会社がＳＮＫからプレイモアに変わって初めての作品。しかし、今作に導入されていた「メタリッシュシステム」が正直かなりイマイチ。ステージ上で見つかるエンブレムを獲得すると画面上にメーターが出現してドンドン減っていきます。その間にあらゆる方法で敵を倒したりしてみて、勲章を増やしていきます。で、メーターがなくなるとそこでストップ。勲章を持ったままクリア（１回死ぬと勲章はなくなります）すればボーナス得点が入るというものだったんですが…何かどうやったら勲章が増えるのかがさっぱり分からなくて、あまりプレイ意欲をかき立てられませんでした。
新キャラもなんか近距離攻撃が遅くて使いづらいですし、難易度も変に上がっている…というよりはバランスが悪いといってもいいかもしれません。そして１～３までの壮大ぶりに比べると、スケールがちっちゃい物語で、個人的にはあんましやる気は起きませんでした。


・「メタルスラッグ5」
個人的評価：70点

今作は、新しい搭乗兵器が多数増えたのが一番の魅力ですね。曲もラスボス以外は新規ですが、わりと好きだったりします。その他、メンバーも３以前のメンバーに戻ったりと、なんとなく以前のメタスラらしい作品に落ち着いた感じがしますね。
５のオリジナル機能「スライディング」は、正直かなり微妙です。スライディングは↓＋Ｂボタンで行えるんですが、この操作って真下に向って弾を撃つ時に頻繁に使うコマンドなので、メタスラファンには失礼ながら邪魔にしか感じませんでした。かといって新しくメタスラを遊び始めた人がこの機能を気に入るかというと…やっぱり微妙だったり。
メタルスラッグって基本的なシステムが変わらないので、人によってはマンネリ化を感じていると思います。だからこそ変化が必要なのは分かりますが、とって付けただけのシステムでは逆効果になることも分かってもらいたいものです。


・「メタルスラッグアドバンス」
個人的評価：40点

アーケードにもなく、完全新規として発売されたメタスラです。基本的なシステムは同じですが、体力がライフ制になっていることが一番の変化でしょうか？初心者にも遊んでいただくという意味ではそれはいい試みだと思うんですが…ライフ制になった代わりに、１回死んだら終わりというのは…どうかと思うんですが。
で、非常に気になったことと言えば…今作は従来のメタスラのように進んだら戻ることができないというスクロールではなく、後ろに戻ることができるようになっているわけですが…敵を倒してもスクロールしたらまた出現してしまうってどうなんですか？おかげで不意打ちをくらったことが何度もありました。
という感じで…まあゲームボーイアドバンスではさすがに限界があったんだろうな…と思わせるような感じでした。残念ですが、あまりオススメできません。


・「メタルスラッグ6」
個人的評価：80点

現時点で最新作となります。メンバーが従来のメンバーに加え、キング・オブ・ファイターズなどで有名なラルフとクラークが参戦しています。さらに、初めて各キャラごとに大きな特徴が付いたのがいいですね。
また今作は、獲得した武器が２つまでストック可能となった「ウェポンストックシステム」や、連続攻撃を続けていくことでスコアが倍加していく「ラッシュブラスターシステム」など、ファンにとってもやり応えのあるものになっています。システム的にも理解しやすいですが、ウェポンストックシステムはどういう順番で装備されたりストックしていた武器が上書きされるかなどを理解するのが面倒かもしれません。
全体的なバランスや完成度も３に近いものがあり、会社がプレイモアになってから徐々にシリーズがこなれていっている感じが伺える、そんな作品でしたね。

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メタスラは、３Ｄ版とかも出し始めてはいますが、基本的には２Ｄのドットアニメーションで貫いています。それを是非これからもずっと、ずっと続けていって欲しいものです。

現在、最新作として「メタルスラッグ７」がニンテンドーＤＳで発売することが決定し、プロモーションムービーもニコニコ動画などですでに流れているみたいです。見てみたところ、今までと全く変わりない出来栄えに見えました。GBAでは厳しかったですが、ＤＳであればなんか問題なさそうですね。
あと、動画を見る限りでは６で採用された「ウェポンストックシステム」と「ラッシュブラスターシステム」は健在で、さらに初代メタスラやメタスラＸのＰＳ版に収録されていた「コンバットスクール」も復活するみたいです！コンバットスクールというのは、教官から出される数々のミッションをこなしてより位の高い階級を目指すというモードです。
あと、新機能として「ステージマップ」というのを採用しているそうですが、ステージマップと言われても具体的にどんなものなのかが…ちょっと分かりません。他には、血の表現がないことくらいですかね。まあGBAでも血の表現はなかったので、任天堂が許さないという感じなんでしょうね。別になくても問題ないですし。