足立区女性教師殺人事件-Wikipedia
今日偶然に「朝ズバッ!」で取り上げてたんで知りました。…私は昔から「時効」というものがあり、15年でそれが成立するということは知ってました。しかし今回の事件を見て初めて思ったのは、「時効って何のためにあるの?」というより「法律って何のためにあるの?」という疑問でした。
この事件は、事件発生から26年たって犯人が自首してきた(理由は、遺体を埋めていた自宅が立ち退きを命じられ絶対にばれると思ったから)わけですが、普通に考えたら罰して当然ですよね?なのに「時効が成立しているから」なんて理由で罰せられないって…よく考えなくてもおかしいって誰もが思うわけですよ。人間として当たり前のことよりも、15年という所詮は曖昧に過ぎない内容を優先しているということですよ。…何よそれ。
しかもその後「時効はなぜあるのか?」ということを話していました。細かくは覚えてませんが大雑把に言うと、
・時が経つにつれて事件が忘れ去られていくから
・物的証拠品がどうのこうの…ちょっと覚えてません
・第三者などに関わりが出てしまうのを防ぐため
下2つはしっかり覚えてなかったりまあ分からなくもないからいいですが、一番上の内容を聞いた時、唖然としましたよ。我々から見ればそりゃ赤の他人の事件はいちいち覚えてられないので忘れるかもしれませんが、当事者は当然一生忘れられないでしょう。バカみたいな理由でしょ?こんな理由で法律が成り立つんだったら、そりゃおかしくなるわ。
<民法772条>法務省 実態把握のため調査に乗り出す
これも昨日か今日何かで見たんで知ってたんですが、この民法772条というのがまた…ね。
民法772条1項「妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する」
民法772条2項「婚姻成立の日から二百日後又は婚姻の解消若しくは取消の日から三百日以内に生まれた子は、婚姻中に懐胎したものと推定」
こうあります。つまり、結婚して200日以上経ってる状態の夫婦の間に生まれた子供、あるいは離婚して300日以内の夫婦の間に生まれた子供は「嫡出」と言い「婚姻関係にある男女から生まれた」と認定されます。
ここで問題となっているのは、例えば離婚して4ヵ月後に再婚しました。それからさらに4ヵ月後に子供を出産しました。この場合、離婚してから8ヶ月(約240日)しか経っていないのに対し、結婚つまり再婚して4ヶ月(約120日)しか経っていないので、「離婚して300日以内の夫婦」というほうが成立してしまい、なんと前夫との間の子供、という扱いになるんです。つまり現在の夫の戸籍を使えないということになるんです。…フツーに考えておかしいと思わないわけですか?「離婚して300日以内の夫婦」とか、「結婚して200日以上経ってる状態の夫婦」というのが理解できない。性的な関係もあるのかもしれませんが、そうでなければ別に婚姻中に子供ができたらその間の子供ってことでいいじゃないですか。なんでそんな所詮200日とか300日とか、たんに目安でしかなさそうな内容のほうを優先するんですか?
この2つの事件を見て思うんですけど、我々は人間ですよね?法律でしか物事を裁けないなんてロボットと何が違うんですか?しかも法律を参考とする程度ならいいですけど、法律が人間を超えた「絶対なる存在」になってることがそもそもおかしい。そんなもん、恐怖政治と何が違うんですか?我々は人間だからこそコンピュータにはできない発想やらなんやらと「考える」ことができるんじゃないですか。例外だと思うことは人間なりに考え、判決を下すなり結果を出すなりする。それがホントの意味で正しい法律じゃないんですか?そんな法律という名の文面に凝り固まってしまったら、それこそ我々が人間である意味がなくなりますよ。
作りすぎて溢れかえっている法律。それを管理するために日々働いている方もいるとは思いますけど、まずその存在におかしいと気づいて欲しいものです。しかしかといって法律をなくせば無法地帯と化すのは目に見えてます。どうすればいいんでしょうかね…?
※追記
例えで「離婚して4ヵ月後に再婚」と扱いましたが、法律上では女性が離婚後再婚できるのは離婚してから半年以上経過してから、だそうです。そうとは知らず、誤解を招きましたことお詫び申し上げます。
今日偶然に「朝ズバッ!」で取り上げてたんで知りました。…私は昔から「時効」というものがあり、15年でそれが成立するということは知ってました。しかし今回の事件を見て初めて思ったのは、「時効って何のためにあるの?」というより「法律って何のためにあるの?」という疑問でした。
この事件は、事件発生から26年たって犯人が自首してきた(理由は、遺体を埋めていた自宅が立ち退きを命じられ絶対にばれると思ったから)わけですが、普通に考えたら罰して当然ですよね?なのに「時効が成立しているから」なんて理由で罰せられないって…よく考えなくてもおかしいって誰もが思うわけですよ。人間として当たり前のことよりも、15年という所詮は曖昧に過ぎない内容を優先しているということですよ。…何よそれ。
しかもその後「時効はなぜあるのか?」ということを話していました。細かくは覚えてませんが大雑把に言うと、
・時が経つにつれて事件が忘れ去られていくから
・物的証拠品がどうのこうの…ちょっと覚えてません
・第三者などに関わりが出てしまうのを防ぐため
下2つはしっかり覚えてなかったりまあ分からなくもないからいいですが、一番上の内容を聞いた時、唖然としましたよ。我々から見ればそりゃ赤の他人の事件はいちいち覚えてられないので忘れるかもしれませんが、当事者は当然一生忘れられないでしょう。バカみたいな理由でしょ?こんな理由で法律が成り立つんだったら、そりゃおかしくなるわ。
<民法772条>法務省 実態把握のため調査に乗り出す
これも昨日か今日何かで見たんで知ってたんですが、この民法772条というのがまた…ね。
民法772条1項「妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する」
民法772条2項「婚姻成立の日から二百日後又は婚姻の解消若しくは取消の日から三百日以内に生まれた子は、婚姻中に懐胎したものと推定」
こうあります。つまり、結婚して200日以上経ってる状態の夫婦の間に生まれた子供、あるいは離婚して300日以内の夫婦の間に生まれた子供は「嫡出」と言い「婚姻関係にある男女から生まれた」と認定されます。
ここで問題となっているのは、例えば離婚して4ヵ月後に再婚しました。それからさらに4ヵ月後に子供を出産しました。この場合、離婚してから8ヶ月(約240日)しか経っていないのに対し、結婚つまり再婚して4ヶ月(約120日)しか経っていないので、「離婚して300日以内の夫婦」というほうが成立してしまい、なんと前夫との間の子供、という扱いになるんです。つまり現在の夫の戸籍を使えないということになるんです。…フツーに考えておかしいと思わないわけですか?「離婚して300日以内の夫婦」とか、「結婚して200日以上経ってる状態の夫婦」というのが理解できない。性的な関係もあるのかもしれませんが、そうでなければ別に婚姻中に子供ができたらその間の子供ってことでいいじゃないですか。なんでそんな所詮200日とか300日とか、たんに目安でしかなさそうな内容のほうを優先するんですか?
この2つの事件を見て思うんですけど、我々は人間ですよね?法律でしか物事を裁けないなんてロボットと何が違うんですか?しかも法律を参考とする程度ならいいですけど、法律が人間を超えた「絶対なる存在」になってることがそもそもおかしい。そんなもん、恐怖政治と何が違うんですか?我々は人間だからこそコンピュータにはできない発想やらなんやらと「考える」ことができるんじゃないですか。例外だと思うことは人間なりに考え、判決を下すなり結果を出すなりする。それがホントの意味で正しい法律じゃないんですか?そんな法律という名の文面に凝り固まってしまったら、それこそ我々が人間である意味がなくなりますよ。
作りすぎて溢れかえっている法律。それを管理するために日々働いている方もいるとは思いますけど、まずその存在におかしいと気づいて欲しいものです。しかしかといって法律をなくせば無法地帯と化すのは目に見えてます。どうすればいいんでしょうかね…?
※追記
例えで「離婚して4ヵ月後に再婚」と扱いましたが、法律上では女性が離婚後再婚できるのは離婚してから半年以上経過してから、だそうです。そうとは知らず、誤解を招きましたことお詫び申し上げます。
えーっと、女性が離婚後再婚できるのは離婚してから半年後です、と一応ツッコミ。
何で300日なのかってのはそれは夫婦には貞操義務、要するに不倫しちゃいけませんよって規定があるからです。
子供が生まれるのは妊娠後約9ヶ月、遅産を考慮して10ヶ月=300日ってしてるんです。
もしこの期間内に生まれた子を新しい旦那の子だとすると前夫との婚姻期間中に出来ちゃったことになりますね。
貞操義務の都合上それはありえねえってことでこうなってると言う訳です。
じゃ早産の場合はどうなのかですが、これは現行民法が明治時代の民法の改正版であるってとこがポイントです。
その頃の医療技術だと早産の子供は大抵死んでたんです。
だから早産の場合なんて初めから考えてないんです。
まあ例外的なケースのために前の旦那から嫡出否認なんてのも出来ますが。
んで時効の二番目の証拠の話ですが刑事事件の証拠ってのは解決するまではずーっと残さないといけないんです。
で、もし時効がなかったら証拠保管庫が満杯になってまうってことで時効が設けられているわけです。
後は犯人はビクビクしながら暮らしていかなければいけないという下手すりゃ懲役の方がマシな状況に置かれてるってことで、
これだけの間苦しめばお勤め果たしたのと同じだろってことでってのも理由の一つですね。
ま、殺人なんかだと時効期間より長い懲役刑や死刑なんてのもありえるわけで上の考えから見ると殺人などの凶悪犯罪に時効を設けるってのはどうかとは思いますが。
もっと詳しく知りたければ図書館や本屋に置いてある「概説~」とか「基礎」ってついてる専門書に目を通すといいと思います。
当然そんなことは知らずの発言でした。大変失礼いたしました。
早産の場合なんて初めから考えてない>>
なるほど…そういうカラクリでしたか。しかしこの法律によって現夫の戸籍が使えないという子供が1年で約3500人っいるらしいということも聞きましたが…少なくないですよね。そういう意味では見直しで早産の場合のケースも考えるというのであれば、正しい判断だと思います。
ちなみに関係ないですが、私も約40日くらいの早産だったそうです。
時効がなかったら証拠保管庫が満杯になってまう>>
これだけの間苦しめばお勤め果たしたのと同じだろってことで>>
2番目、3番目の理由がこれにあたるんでしょうか?
となると、ますます身勝手な話に感じます。どれもなんかこう間接的な理由という感じで、時効を「絶対的に」定めなくてはいけないという革新的な理由がないように感じます。まあそんなこと言ってたら他の法律も似たようなものなのかもしれませんが…。
いずれにしても、法律は存在してはいいと思うんですが、人間があまりにそれに頼りすぎているというか、絶対的存在にしすぎている気がするんですよね。こんな私の考え方はおかしいんでしょうかね?どうなんだろう…。