これからパソコンを購入する方へ向けて、
パソコンを選ぶときには何を見ればいいの?
という疑問にお答えします。
今回は「CPU」と「メモリ」です。
まずは「CPU」(シー・ピー・ユー)です。
CPUは日本語にすると「中央演算処理装置」です。
つまり、パソコンの処理速度に一番関係する部分です。
処理速度と言っても、ピンとこない方もいらっしゃると思いますので、
これを料理に例えてみます。
例えば、10人分のシチューを作ることになったとしましょう。
手元には、一度に2人分作れる鍋と、5人分作れる鍋があったとします。
さて、どちらを使うと、より速く10人分のシチューが作れますか?
答えは、「5人分の鍋」ですよね!
ここでいう、「2人分の鍋」は、処理速度が遅いCPU、
「5人分の鍋」は、処理速度が速いCPU となります。
パソコンでは、電源を入れてからデスクトップ画面が表示されるまでの時間、
何かをクリックしてから、そのクリックしたものが表示されるまでの時間、
というものが、処理速度になるのです。
これは速い方がいいですよね!
遅いと待ち時間も長いですし、「未だかな?」と思って何度もクリックして
しまったりがあります。何度もクリックすると、その分余計に時間がかかります。
CPUを作っている会社は、主に2社あります。
「インテル」と「AMD」です。
このどちらからのCPUが、各メーカーのパソコンに搭載されています。
なので、どこのメーカーのパソコンを買っても、CPUを作っている会社は
同じなんですよ!
その中でも主に「インテル」のCPUを採用している機種が多いです。
※「AMD」のCPUを採用しているものは、価格重視の機種が多いです。
激安なパソコンは、AMDが多いですね。
さて、「インテル」のCPUと言っても、その種類は様々です。
下の図を見てみましょう。
上の図は、2011年10月現在の、インテルの主なCPUの種類です。
今年に入った頃から「Core i3 / i5 / i7」という種類が主力ですが、
昨年までは「Pentium Dual-Core / Celeron Dual-Core」でした。
上の方が処理速度が速く、下の方が遅いです。
教室で行っている講座内容であれば、「Pentium Dual-Core」や「Core i3」といった
CPUで十分な処理速度です。
それより高性能なCPUは、たとえばパソコンでビデオ映像の処理をするといった、
より負荷がかかることをパソコンでしたい、と思えば、「Core i5」「Core i7」が良いでしょう。
ただ、高性能になればなるほど、パソコンの価格も高くなります。
ちなみに、教室に置いているパソコンは、「Core i3」というCPUのものになっています。
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次に、「メモリ」についてです。
「メモリ」は、パソコンの処理を一時的に記憶している装置です。
何のために必要かというと、パソコンを起動すると、画面にあらゆる情報が
表示されますが、その情報、実は「メモリ」に一時的に記憶しているから
表示されているのです!
このメモリの数が少ないと、一時的に記憶する場所も少ないので、
何かをしようとすると、その記憶している情報をいったん消して、
新たな情報を記憶して表示する、ということになってしまいます。
そうすると、消したり記憶したり、という処理の時間がかかりますので、
少なければ結果処理速度が遅く、多ければ速い、ということになります。
メモリは「2GB」や「4GB」というものであらわされています。
※「GB」は「ギガバイト」と読みます。
数字が多ければ多いほど良いのですが、「2GB」が標準ですね。
「4GB」あれば、余裕があって、より良いです。
ちなみに、教室のパソコンは「4GB」のメモリになっています。
このメモリについては、増設することが可能です。
※例)2GBを4GBにすることができます。
ただし、ビスタをセブンにしたパソコンは、増設はほとんどできません。
それは、そのパソコンが「2GBまで」という制限があったりするからです。
※機種ごとに異なるので、担当講師にご相談下さい。
このメモリもCPUと一緒で、作っている会社は数社ですので、
各メーカーは、どこかの会社から購入して、自社のパソコンに
取り付けています。
というわけで、今回は「CPU」と「メモリ」でした。
ここまでで気づいた方もいらっしゃると思いますが、
CPUとメモリは、パソコンのメーカーと関係ないんですよね!
なので、どこのメーカーのパソコンを買っても、中身は同じ、
ということになるのです。
次回は、「HDD(ハードディスク)」について学びましょう。
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数年前に買い替える際「Core2duo」が良いという事で現在に至っていますが・・・。
どんどん早くなっているのですね。
まだ不自由は感じていないのですが・・・?
又次回も楽しみにしています。
3~4年前には高性能だったものが、今や低速の状況です。
パソコンを買う時は”1年で3万円分使う”と思って買いましょう。
そうすると、3~4年で9~12万円になります。
その頃が替え時です。
高額なパソコンを買うより、そこそこの価格のパソコンを買って、
頻繁とまではいかないまでも、3~4年で買い替えた方が良いでしょうね!
パソコンも機械ものなので、故障もしますし・・・
パソコンがなくてはならない私にとっては、
先生がたよりですね・・・=^_^=
何かとお世話掛けますが長いお付き合いをよろしく・・・です。
今のところこのPCちゃんは優秀です。
きっと先生の魔法の手にカカッタ?せいだと。
御世話はこれからも続く事でしょうが見捨てないでくださいね・・この不真面目な夫婦ですが・・・(^_-)-☆