今回から数回に渡って、「パソコンの選び方」を掲載します!
第1回目は、「ビスタからセブンへ」です。
現在、教室に通っていらっしゃる受講生の皆様のパソコンは、
ほとんどが「ビスタ」や「セブン」と呼ばれるものになっています。
これらは、「OS」(オーエス)と呼ばれる、パソコンの土台となるものです。
※わかばコースの1か月目で学習しましたね!
現在販売されているパソコンは「セブン」と呼ばれるもので、
教室で使用しているパソコンも全て「セブン」になっています。
そこでたまにあるご依頼が、「私のパソコンはビスタだからセブンにしたい!」というもの。
そりゃー、無理もありません。ビスタをお使いの方はお分かりだと思いますが、
ビスタは動きが遅いのです!
パソコンは買い換えずに、OSをビスタからセブンにすることを、
「OSのアップグレード」と言います。
ただ、このアップグレードが、そう簡単な作業ではありません。
単にディスクを入れれば勝手にやってくれる、わけではないのです。
それに時間も相当かかります。3日ほど付きっ切りで設定しないといけません。
しかも厄介なことに、パソコン自体がセブンに対応してないこともあります。
さらに、ビスタから使っていると、それだけ年数も経っているので、
パソコンの寿命が気になるところですね。
せっかくセブンにしたけど、すぐ壊れた、なんてことがあるかもしれません。
そこで、その「すぐ壊れた」を防ぐために、比較的寿命が早い部品である
「ハードディスク」を交換する必要があります。
「ハードディスク」とは、OSやさまざまなソフトウェア、
自分が作ったワードやエクセルのファイル、デジカメから取り込んだ写真など、
ありとあらゆるデータが保存される部品です。
この部品が壊れると、中に保存されているデータが全部消失してしまいます!
ここまでで、「ビスタをセブンにする」という内容は理解できたことと思います。
ただただ、すべてのビスタのパソコンが「セブンにできる」というわけではありません。
一番気にする部分が、「CPU」というもの。
これは、パソコンの処理性能を表すもので、とても重要な部分です。
もしこれから「ビスタをセブンにしたい」という方がいらっしゃれば、
必ず見て頂きたい部分です。
CPUには、いろいろな種類がありますが、ビスタのパソコンをお持ちの方で、
意外と多いのが、「Celeron」(セレロン)という種類です。
キーボードの近くに、↓こんなシールが貼ってありませんか?
現段階で、この「Celeron」という種類、残念ながら一番遅いパソコンなのです。
ただ、「Celeron」の中でもレベルがありますが、ビスタのパソコンでCeleronの場合、
かなり遅いパソコンです。
これを「セブン」にすることもできるのですが、あまり込み入った処理をさせるのは
ちょっと厳しいですね。
最初からセブンが入ったパソコンに買い換えることをオススメします。
それを踏まえて、「ビスタをセブンにしたい」という場合の費用ですが・・・
一番安いお店でソフトウェアや部品を買ったとして、
●Windows7のOS---21,000円
●ハードディスク---6,300円
の2つが最低限必要です。
ただ、これだけでは、ワードやエクセル、筆ぐるめが入ってませんよね!
●Office(ワード・エクセル)---24,800円
●筆ぐるめ---3,480円
が必要ですね。
合計すると・・・55,580円! 一番安いところから買った場合ですよ!
「えーっ、そんなにかかるの???」と思われた方もいらっしゃると思います。
はい、かかるんですよ!
しかもこれって、全部自分で作業すれば、というお話ですので、
これをパソコンショップとかに頼めば・・・
作業工賃がかかるので・・・おそらく安くて7万円ほどはかかるでしょう!
教室では、現在通っていらっしゃる方には、作業工賃を頂いていませんので、
かかった費用のみでいいのですが、それでも高額です。
まれに、「友人に頼んだら数千円~で出来た」という方がいらっしゃいますが、
これは絶対に避けた方がいいですね!
なぜかというと・・・おそらくそれは、海賊版です!
海賊版は違法コピーで、正規品ではできる「Windows Update」と呼ばれる
不具合を修正するプログラムが適用できないので、セキュリティ(安全性)の
確保が全くできなくなってしまいます。
そんなにかかるなら、あと1~2万円足して、新しいパソコンを買った方が
寿命もそれだけ長いわけですので、良いですよね!
なので、買い換える方が多いですし、教室でも買い替えをオススメしています。
ということで、次回は、「パソコンの選び方」を掲載したいと思います。
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