Passy with ひな & Coco

思いつくままに綴るPassyの日々
春と秋の薔薇園めぐり
四季折々の花々
(=^・^=)(=^;^=)との暮らし

薔薇の園 * 2015 * Vol.34 * クレプスキュール *

2015-10-01 | 薔薇の園

生田緑地ばら苑の歴史は古く、開苑は1958年でした。
当時は「東洋一のばら苑」と呼ばれ、賞賛されていたそうです。
小田急向ヶ丘遊園の園内に整備されたばら苑として、
大勢の人たちに長年親しまれていました。
小田急向ヶ丘遊園の閉園に伴い、歴史あるばら苑の存続を求める
多くの市民の声に応え、2002年からは川崎市が引き継いでいます。
多くのボランティアの方たちの丹精込めたお世話のお陰で、
美しい薔薇たちは、毎年いきいきとした美しい姿を見せてくれています。

歴史あるばら苑には、歴史ある薔薇がよく似合います。
のんびりと苑内を散策していると時折り、他のバラ園では見かけたことのない
薔薇と出会えます。
名札を確かめると、驚くほどの歴史のある薔薇が大切に育てられていることが
分かるのです。
こういう出会の数々も、生田緑地ばら苑の大きな魅力の1つです。

今日ご紹介する薔薇クレプスキュールも、歴史ある薔薇の1つです。


゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+ * 薔薇の園2015 * 34 * クレプスキュール * +.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜








クレプスキュール
1904年 フランス フランシス・デュブリュイ作出

憂いを帯びたようにも見える優しい表情が
 魅力的なエレガントな薔薇です。


















数々の名花を作出し続けているメイアン社は、4代にわたる家族で経営される
フランスを代表するバラ育種会社です。
メイアン社の初代経営者フランシス・デュブリュイ氏が、クレプスキュールを
作出した育種家です。
フランス語で「黄昏」を表す言葉「クレプスキュール」には、
どんな気持ちを込めたのでしょう...

110年以上前に、フランスで繊細な色合いの優美な薔薇が作り出され
今もなお絶えることなく美しく咲く株が日本のばら苑で大切に育てられている...

薔薇が紡ぎだす長い物語に思いを馳せると、色とりどりの薫り高い薔薇たちが
次々と目に浮かんできます。


生田緑地ばら苑で撮影をしたのは、5月19日です。
   今年の5月は、19日と23日の2回訪問しましたよ。
   開苑直後の清涼な空気の中での薔薇たちとの出会い、
   閉苑間際の、人影がまばらになる静かなひと時...
   生田緑地ばら苑で友人とのんびりと過ごす時間は
   薔薇の季節が巡り来る度に届く美しい贈り物のようです。


 生田緑地ばら苑のサイトです:今年の秋の開苑期間は、10月9日(金)~11月1日(日)ですよ。


 天気予報どおりに荒れ模様のお天気です。



 
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