何年ぶりかで再会する友人との待ち合わせ場所は、おいしいお菓子が頂けるお店
ノリエット...ご実家がお店と同じ私鉄沿線にある友人のチョイスです。
お菓子のおいしさも、スタッフの対応も間違いないお店での待ち合わせ。
コロナ禍の中、私はほとんど通院以外の外出をすることもなく、そのことを苦痛に
感じることもなく、自分なりに楽しみながら暮らしてきましたが、やはり友人との
待ち合わせが決まった時には、嬉しい気持ちがこみ上げてきました。
毎年、薔薇の園のカレンダーを郵送し続けている友人の1人なのですが、今年は
できればお手渡ししたいと私が強引にお誘いしたのです。
一昨年、思いもよらずに病を得て、以来ずっと治療に専念する日々でしたが、ようやく
療養生活の出口の光が見えてきているので、できればお会いして...そうお願いして
友人も快く受け入れてくれました。
もうずいぶん長い間、乗ることのなかった電車に最寄り駅から乗車して...
見慣れているはずの車窓からの風景が新鮮に見えたりしました。
香り高いおいしいエスプレッソがあることも、 ノリエットさんの魅力の1つです。 | |
美しいお菓子が並ぶショーケースの中から選んだケーキは 期待を裏切ることなく、味わい深いおいしさでした。 カラフルに彩られたケーキたちは、魅力にあふれていますが たくさんのケーキの中から、1つ選ぶポイントは... 「見た目は地味」そう信じている私なのです。 そして、この日も間違いありませんでしたよ。 | |
友人が選んだのは、アップルパイ風のお菓子。 「りんごが好きだから。」と言っていましたが、 見た目の華麗さに惑わされないところは、私と同じ... ですね。 | |
ランチョンマットは懐かしいパリのメトロ路線図。 思わず、隅々まで見廻してしまいました。 | |
額装されたタイルのモザイクが店頭に飾られています。 | |
オーナーシェフの永井紀之さんが「現代の名工」のお1人に 選ばれたそうで、御祝花がたくさん届いていました。 祝福のお花は、やはり胡蝶蘭...なのですね。 | |
お食事とお茶は、お店の右側の階段で3階まで登りますよ。 屋根裏部屋に登る階段のような狭くて急な階段です。 不慣れな階段を上り下りすることが、予想以上にスムーズに できて...ただそれだけのことでも、嬉しかった私です。 | |
話は尽きることなく...愉しい時間が過ぎて行きました。
そして、友人から「来年からも、カレンダーは手渡しでお願いしたいわ。」と言ってもらえたことが
何より嬉しかった私です。
来年もご一緒に、元気にノリエットの細い急階段を登りましょうね。
今回、私がいつもの私らしくもなく...かなり強引にお誘いした理由は...
思いもよらずに2年を超える治療と療養の日々を過ごして、たくさんのことを学ぶことができましたが、
中でも「今できることを先延ばしにしない。」そのことは意識して実行するようにし始めているからなのです。
本気なら「いつか」「そのうちに」という言葉は使わないようにしましょう、そんな風に思うようになりました。
友人との嬉しかった再会は、先週の木曜日のお話です。
新型コロナウイルス禍の収束の日を、1日も早く迎えることができますように...
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