昨夜、遅い時間になってから...曇り空ではお月さまにも会えないし...
録画しておいたフィギュアスケートグランプリファイナルを観てみました。
日本人選手の方たちが大躍進の大会だったと締め括られていましたね。
確かに、素晴らしい活躍だったと思います。
途中、適宜...早送りをしながら観ていた私の心を捉えたのは、金メダルを獲得した
宇野昌磨さんのエキシビション.。.:*・゜
力強く華麗な演技に合わせて流れた曲は、エディット ピアフのパダム パダム・,。・:*:・゜'・
会場での音源は、当然ですがエディット ピアフの歌唱ではありませんでしたが...そして
私はシャンソンファンでもなんでもないのですが、パダム パダムには小さな思い出があるのです。
1993年に、エディット ピアフ没後30周年を記念して 発売された2枚組CDです。 フランスの国民的歌手の記念アルバムの発売は、当時かなり 話題になりました。 エディット ピアフが大スターとして君臨していた時代は、 録音技術が今とは全く違いますから、伝説的とも言われる 名曲の数々を最先端技術で美しく再現したと言われる 記念2枚組アルバムは、予約必須と言われていました。 その翌年の秋に、年明け早々に帰国することが決まったことを 親しい友人に話すと...数日して... あなたは興味がないかもしれないし、私もエディットの大ファン という訳でもないけれど...そう言いながら... 美しいリボンをかけた、このCD2枚組を手渡してくれました。 | |
友人が「パリの空気、街並み、雑踏...パリジャン、 パリジェンヌの暮らし...何もかもを知る人だけが エディットの歌が心に染み入る瞬間を経験できるのよ。 歌と恋に人生の全てを賭けたエディットの心の声がね。」 私の目を見つめて囁くように話しかけてくれました。 今も思うのは...フランス人のお話の仕方は... なぜでしょうね...何となくドラマティックなのですよね。 幼い頃から詩を朗読する習慣があるからでしょうか... イギリス人やアメリカ人が、折りに触れてシェイクスピアの 文章の1節を暗誦するように... | |
思い出の2枚組CDの1枚目の9曲目が「パダム パダム」です。 「パダム パダム」には特別な意味はなく、単調に繰り返される パタンパタンとでもいうような音を時に運命的に、 時に絶望的に聴く...かなり哲学的な歌詞の歌です。 たくさんの恋を人生の糧として生き続けたエディットが 唯一心から愛した人だったと、晩年に告白した最愛の人を 不慮の事故で突然失った絶望...それを乗り越えるために 書いたのでは...? というようなお話が語り継がれていますが、作詞者は別人と 発表されています。 最愛の人への思い...そう思われても当然と感じるような 激しく奥深く...怖くなるほどの迫力のある歌詞です。 | |
24歳の宇野昌磨さんが、どのような経緯でこの曲を 栄誉ある華やかなエキシビションのために選んだのかは 想像もつかないことですが、力強く美しく華やかな演技で 魅了してくれました。 ありえないことですが、時空を超えて若き日のエディットが パダム パダムの宇野昌磨さんと出会ったら... あら大変...などと 微笑みそうになってしまいました... |
久し振りに懐かしい思い出のCDを取り出して、音を低くして聴いてみました。
ちなみに...日本でも大ヒットしたと言われる「愛の讃歌」は、エディット ピアフが
人生で唯一心から愛した人を飛行機事故で亡くした苦しさをそのままに作詞したと言われている歌です。
越路吹雪さんが歌い続けた岩谷時子さんの訳詞は、日本人に好感を抱いてもらうためにもと
エディット ピアフが書いた歌詞の激しさは百分の一も描写していないのだと言われています。
美しく叙情的に日本人好みに...ということのようですね。
エディットが書いた歌詞は...熱情に溢れ、亡き人への愛がこぼれ落ちても尽きないような激しいものです。
新型コロナウイルス禍の収束の日を、1日も早く迎えることができますように...
真に平和な世界を築くことができますように...
今日は、東京でも最低気温が10℃に届かないという予報です。
Passyさんの文章に引き込まれて思わずSpotifyでピアフを検索してスピーカーに飛ばしてBGMにしつつコメントを書いています。(便利な時代になりましたね)
パリの空気に溶け込んでピアフを聴くことができた… パリ時代の素敵な時間の片鱗がうかがえて嬉しいです。
宇野昌磨くんと若き日のピアフはお似合いでしょうね。
最愛の人を失った悲しみを歌ったと言うのは後で知ったことです・・・。
エディット ピアフをBGMに♪本当に便利ですね。
そして...素敵ですね、嬉しいです♪
特別な思い入れはないように思っているのですが、年齢を重ねるとともに
懐かしさが募るのかもしれませんね。
今回は、あまりにも思いがけないシーンでの出来事でしたから驚きました。
私たち世代が既に、エディットの時代をよく知らないのですから
宇野昌磨さんの世代の方たちにはどのような印象を...?
などと、いろいろ想像してしまいました。
素敵な感想を知らせてくださって、どうもありがとうございました。
嬉しく読ませていただきました。
あらら、CDをお持ちなのですね.。.:*・゜
激しく熱く切ない愛の歌ですよね。
ここまでの激しさで愛を歌い上げるような曲は...
やはり、日本にはないような気がします。
もしかしたら...あるのかもしれませんけれどね...
ゆっきんママさん、ピアノ曲としては、いかがでしょう???
どうもありがとうございました。