さくら耳の猫さんとの出会いのお話.。.:*・゜

「さくら猫」と呼ばれる猫さんたちは、片方の耳の先端が桜の花びらのような形にカットされています。
耳カットは、飼い主のいない猫さんたちの「不妊去勢手術済み」のしるしです。
さくら耳を目印としている猫さんたちは「さくら猫」とも呼ばれて．．．
殺処分されてしまう仔猫たちを増やさないための活動の象徴とされています。
さくら耳のカットは．．．通常は、♂が右耳、♀が左耳の先端をカットしますから、近づけばひと目で雌雄が分かります。
私が早朝散歩をしている緑道を遠回りすると．．．緑道沿いに、さくら猫さんがいるカフェがあるのですよ。
この猫さんと知り合ったのは、７年ほど前のことでした。
その頃は、今のように早朝散歩をすることになるなど、夢にも思わなかった緑道沿いのカフェの看板猫さんです．．．

	先日、久し振りに会うことができたのですよ♪ 　看板猫さんと言うことは．．．今では 　カフェのオーナーが飼い主さんです。 　「ある日、ふらっとやって来て．．． 　そのまま、居着いてしまった．．．」 　それが、オーナーさんのお話です。
「こいつが外にいる時は、いつでも撮影でも何でも 　してやってください．．．」 　優しいオーナーさんの言葉です．．． 　コーヒーも頂きますよ．．．ちゃんとね．．． 　カフェの看板猫さんなのですから．．．ね。
	右耳カットですから、♂ですね．．． 　耳を確かめなくても、猫好きさんなら即座に見分けます。 　物静かな猫さんですが、凛々しい佇まいが魅力的な 　おっとりさんです．．． 　人間なら．．．無口なタイプかもしれませんね。 　話しかけると．．．囁くような声で短いお返事♪ 　オーナーさんは、笑いながら．．． 　「こいつ、Passy さんの前では気取ってるような感じ」 　ですって．．．そうなのかしらね．．． 　滅多に会わなくても、私のことを判っているのだそうです。 　光栄ですね.。.:*・゜
モノクロームの世界も似合いそう．．． 　私の気ままな思いつきにも、気長に付き合ってくれる 　穏やかな子ですよ．．．
	ミュージカル「CATS」に登場しそうな佇まい.。.:*・゜ 　お馴染み客の皆さんにも可愛がられて．．． 　しっかりと自分の居場所を見つけたのですね。

「さくら猫」たちは、命をつなぐことはありませんから．．．
「この子たちが生きてる間だけ、温かく見守っていただけませんか？」
「猫がお嫌いでも、虐待行為はしないでいただけますか？」
そんな願いを込めた「さくら耳」ですね．．．
２０年位前までは、ピアスを付けた猫さんを見かけることもありました。
ピアスは、何かに引っ掛けて危険な目に合う可能性があるということで、「耳カット」への切り替えが行われたようです。

私が自宅からは離れた場所にあるカフェを知っていたのは、カフェの近くの公共施設に定期的に通っていたからです。
障がいのある方たちのためのＰＣ講座のサポートをするのが目的でした。
私が病を得て、手術と長期間に亘る術後治療が必要となることが判明して、このボランティア活動はお休みをいただき．．．
その後、コロナ禍で講座自体が休止となり．．．
先日、講座の担当者の方からご連絡をいただき、そろそろ．．．いかがでしょうか．．．
そんなありがたいお話をいただきました．．．
家族からは、残念ながらまだ承諾の返事をもらえていませんが．．．そう遠くない日に、おなじみだった方たちにお会いしたい私です．．．