ボーラルズローズは、広大なバラ園の中のイングリッシュローズの丘の、あまり目立たない場所に咲いていました...
最初に目を惹かれたのは、「ブロッチ」と呼ばれる、蕊の周囲を取り囲む濃い色合いの斑紋です。
セミダブル咲きと呼ばれる、花びらの数が少な目な種類なので、蕊の周囲の部分が目立ちますからね。
赤みを帯びた濃い紫色のブロッチ...
花の中央に円形に現れる色の模様のことを園芸用語で「ブロッチ」と呼ぶそうで、薔薇だけではなく全ての花々に
使われている言葉です。
一番分かりやすい例として、パンジーの色彩のことが解説されていることが多いようですね。
゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+ * 薔薇の園2023 * 25 * ボーラルズローズ * +.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜
ボーラルズローズ 2013年以前 英国 James 作出 「2013年以前」作出という表現が気になりますが 「2013年」と言い切っている資料もありました。 ちょっとミステリアス...ですね... | |
盛りを過ぎて、くったりとしてきた花びらも 完全に花殻状態になったものも...全て含めて 撮影してみた1枚です。 舞い散る寸前の花びらの色彩も、美しく見えました。 開花に連れて変化していく花色が、よく分かります... | |
花びらの色彩の変化が... 不思議な雰囲気を醸し出していました。 誰も入って来ない奥まった場所だったせいも あるのかもしれませんね... ふと...心の中に... ピトレスク(pittoresque)という言葉が浮かび... 絵のように美しい姿、絵画的... というような意味合いの言葉なのですが 絵画の世界では、季節の合わない植物や果実や 架空の植物を実在の植物と合わせて描く... そんな技法があり、そのことも、 ピトレスク(pittoresque)と 表現していたような... ぼんやり気味の頭の中を、昔聴いたお話がぐるりぐるり、 ボーラルズローズの魔法にかかったような時間でした。 | |
まるで、仮置きしたようなネームプレート... イングリッシュローズの丘の中腹で出会った 小さなミステリアススポットのようでした... |
浦島太郎の童謡に登場する「絵にも描けない美しさ...」という言葉が、逆説的な意味合いで...
「ピトレスク(pittoresque)」なのかしら...? などと...意味不明なことを思う私です...
一昨夜も昨夜も...霧雨や小雨模様か曇り空...お月さまと会えない夜は、少しばかり寂しい夜です...
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