Passy with ひな & Coco

思いつくままに綴るPassyの日々
春と秋の薔薇園めぐり
四季折々の花々
(=^・^=)(=^;^=)との暮らし

季節はずれの蛍...

2008-10-25 | 父と母と三姉妹

父の体調は順調に回復して
周囲の誰もが驚く復活ぶりです

それでも、1人暮らしはもう限界なことには
変わりがないのですが...
本人は、すっかり以前のように気ままな1人暮らしが
再開できるかのような気持ちになってしまい...

「お試し入居」をしてみた介護付き有料老人ホームへの
入居の契約も進められません

やむを得ず
姉妹での交代の泊り込みを小休止しました

当分の間は、姉妹で週に1度ずつ訪問し
後はヘルパーさんとかかりつけ医師に
ゆだねることで、様子を見ることにしました

これからは、日増しに冷え込んでくる時期ですし
不安材料だらけなのですが
父の性格から判断して
とりあえずは、こういう方法を取るしかないと
結論を出しました

という訳で...
今日は週に1度の訪問の日
片付け物と簡単な掃除を済ませ
洗濯物を片付けて...
ふと見ると、台所にお花が活けてありました

庭の杜鵑草(ほととぎす)を父が切ってきたようです

用事を済ませて帰り際に、ふと気になって
庭の杜鵑草を探してみました



思っていたより、たくさんの花が咲いていて
撮影してみたら、つぼみの姿の美しさにびっくりしました
光の加減なのか、控えめに輝く姿は
蛍を思わせるような...

野の花のような風情
百合科の花なのだそうです

四季折々に、ひそやかに優しげに咲く
父の庭の花々...
どの花も、亡き母が元気な頃に
可愛がっていた花です

あの頃の私は
いつでも自分のことに夢中で
母の庭仕事に付き合うこともなく

今朝は、こんなお花が咲き始めたのよ
やっと虫の正体がわかって退治できたのよ
そんな母の話にも
あいまいなうなずきを返した記憶しかありません

30年も前の遠い日々の記憶
思えば、あの頃の母は今の私の年頃でした
今更、涙を流しても
後悔の気持ちは、母には届くはずもなく

庭の花々を愛でる気持ち...
父の心の中に灯るあかりを見たような
そんな気持ちを抱いて
帰りの電車に乗りました 


 杜鵑草(ほととぎす)について:花言葉は「秘めた意志」だそうです





夕方、小雨模様になりましたが温かい1日でした
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