宿河原の桜並木の話題を優先していたので、4月2日(火)に出かけた
都電1日乗車券の旅のお話が中途半端なままでした。
今更ですが...小さな旅のお話を続けようと思います。
神田川沿いの桜の美しさ、神田川の流れの清らかさ、川沿いの風景ののどかさ、
清涼な空気の中で、いろいろ愉しんだ後、再び都電に乗って雑司が谷鬼子母神へと
向かいました。
友人も私も、東京で生まれ育ちましたが、初めての鬼子母神へのお参りです。
都電荒川線「鬼子母神前駅」で降りて、驚くほど大きくて樹齢を重ねていそうな
欅並木の参道を歩いていくと鬼子母神堂の入り口が見えてきます。
境内には、有名な大公孫樹がそびえ立っています。
樹齢約700年と言われているそうです。 | |
大公孫樹の足元には、岩のようにも見える苔むした根が広がっています。 | |
強烈な逆光線でしたが、見事な枝振りがよく分かります。 新緑の季節にも黄葉の季節にも会いに来たくなる荘厳な姿です。 | |
大公孫樹のお隣りには、武芳稲荷堂があります。 連なる朱色の鳥居が見事です。 稲荷堂には、倉稲魂命(うけみたまのみこと)が祀られています。 | |
鬼子母神堂本殿です。 本殿奥には、美しい鬼子母尊神が祀られています。 | |
きちんと全体像を撮影すればいいものを、建造物の屋根に心惹かれる私は つい無意識のうちに「屋根メイン」で撮影してしまうのです。 | |
境内には、みみずくの像をあしらったベンチがありました。 雑司が谷鬼子母神と言えば、すすきで作られたみみずくのお守りが 有名ですね。 みみずくのお守りは「すすきみみずく物語」に因んで伝えられて いるのだそうです。 「すすきみみずく物語」とは... 母娘2人暮らしをしている少女が、病気になってしまった母親の 回復祈願にお百度参りをしていました。 薬を買うお金がなくて、願掛けをするしかなかったからです。 雨の日も風の日もお参りを欠かさず、ちょうど百日目のお参りを 済ませた帰り道で、蝶が少女に話しかけてきました。 あたりに育つすすきを手折ってみみずくを作る方法を教えてくれて たくさん作ってお参りの人たちに分けて上げるようにと 言ったのだそうです。 蝶の言うとおりに、たくさんのすすきみみずくをお参りの人たちに 売ったお金で、薬を買うことができるようになりました。 母親の病気が治って、すっかり元気になり母娘2人で鬼子母神に お参りをしました。 すすきみみずくのことは、昔から知っていましたが、 すすきみみずくがお守りになった理由は、今回初めて知りました。 | |
みみずくをあしらったベンチの全体像です。 |
初めて訪れた雑司が谷鬼子母神。
穏やかに晴れた春の1日のひと時を、お参りと散策で過ごしました。
都電1日乗車券の小さな旅をしたのは、4月2日(火)です。
都電1日乗車券のご案内です
きれいな青空が広がり、お出かけ日和になりました。
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