塩瀬のおまんじゅうを味わうのは何年ぶりかのことです。
皮の部分に大和芋をすりおろして混ぜ込んであるのが特徴ですね。
職人さんが大和芋をすりおろすことから始まるのが、塩瀬総本家伝統の手作業による
作り方だそうですよ。
すべての工程を手作業で行うのだそうです。
「東京名物」なのですね。 私たち夫婦は東京で生まれ育ち、帰郷の折に東京土産を買うという 習慣がないので...と、言い訳がましいですが... 正直に告白すると、この年になるまで塩瀬饅頭が東京名物だとは 知りませんでした。 | |
おいしくいただきました。 | |
塩瀬総本家の初代は中国から来日したとのこと。 このことも、初めて知りました。 おまんじゅうは中国から日本へと伝来したものだったのですね。 おまんじゅうの来歴について深く考えたことがなかったことに 気づきました。 | |
室町時代に帝から桐の御紋を拝領し、足利義政公から「日本第一番饅頭所」の看板を贈られ...
という解説を読んでいたら、先月最終回を迎えた大河ドラマ「麒麟がくる」を思い出しました。
塩瀬総本家が幾代か経た頃に、織田信長の命を受け徳川家康が武田勝頼を撃退した長篠の合戦に
家康出陣の際、塩瀬の七代目林宗二が本饅頭を献上し、家康は本饅頭を兜に盛って軍神に供え、
戦勝を祈願したのだそうです。
ドラマの中で、織田信長の常軌を逸した言動に明智光秀が悩み苦しみ続ける頃の出来事ということに
なるのでしょうか。
江戸時代から江戸名物として有名だったのは、徳川家康公とのご縁から...かもしれませんね。
在宅時間が長くなると、以前には考えられなかったほどドラマも録画しては観ています。
「麒麟がくる」も何年振りかに観続けた大河ドラマとなりました。
当然フィクションも含まれているとのことですが、光秀と信長と家康の微妙な駆け引きに秀吉が
絡んでくる様子や、帝と将軍との力関係など、興味深く観ることができました。
光秀を演じた長谷川博己さんの所作の美しさには、毎回感心していました。
長谷川博己さんに初めて興味を持つことになった大河ドラマです。
ここで塩瀬総本家さんが史実として登場していたとは、思いも寄らない展開となりましたが...
お家時間が長いので、菓子折りに入っている栞も熟読...興味のあることはサイトで確認
菓子折り一つから面白い世界が広がりました。
新型コロナウイルス禍の収束の日を、1日も早く迎えることができますように...
塩瀬総本家さんのご案内です。
春のような陽気が続きます。
塩瀬さん、こんなに歴史があったとは・・・
勉強になりました。
ワタクシ、こちらの山芋の香りのするお饅頭が大好きです。
とらやのも美味しいけど、こちらの方が好み。
キティちゃんの形のものもありますね。
ワタシの周りで一時、手土産にキティちゃん饅頭が流行ったことがありましたよ(笑)
私も今回初めて知った塩瀬総本家の歴史でした。
大河放映に際して「実は、あの合戦の出陣の折には...」などと名乗り出ないところも老舗の風格・品格と感じています。
キティちゃんまんじゅう、かわいいですよね。
可愛いお菓子って、がぶりとするのに少しばかり勇気がいりますね。
「大人の手土産」エピソード、納得です。