戴き物のクッキーは、娘ファミリーが来る日に開けましょうと思っていました。
にぎやかな夕食の後で、コーヒーを淹れて...
甘いおやつは控えめにしている孫には、缶の中身の正体を知られないように
娘の指示に従って、上手に隠すことができて一安心です。
我が家に来る前に、日本脳炎の予防注射を済ませてきて、泣かないでえらかったねと
くまさんのシールを貼ってもらった話を夢中でしていた間に、ささっと食べてもらい
ささっと缶をしまいました。
コーヒーブレイクの話題の1つに、近頃よく耳にする「普通においしい」という
言葉は、どういうときに使うの???と聞いてみました。
先日、ネットのニュースに、NHKの朝の連続ドラマのセリフの中に昭和30年代には
合わないものがあるのでは...という話が出ていたのです。
例えば...
ヒロインが会社に遅刻してしまうシーンで、慌てて身支度をしながら「やばっ!」
若い男性が、何かを食べて「普通においしいよ。」と言う。
という例が出されていました。
どちらの言葉も、平成になってから使われるようになった言葉遣いではないのか
そんな風な問題提起でした。
確かに、そうね...とは思いましたが、時代劇であれ、どの時代の映画やドラマであれ
目上の人に対して「そう申されますと...」というようなセリフを聞くと
「申す」は、謙譲語のはず、と違和感を感じるほどではないかな...
もしくは、昭和時代以前のドラマの中で「ら抜き言葉」を使われたら、かなりの
違和感を感じるでしょうね...
というのが、その時の私の感想でした。
娘夫婦の感想を聞いてみたくて始まった話題でしたが、
「普通においしい」に話が集中してしまったのには理由がありました。
GODIVAのクッキーが「普通においしかった」からです。
娘夫婦の話を総合すると、平成生まれの人たちは、おそらく
褒め言葉として「普通においしい。」と言うのではないか、ということです。
娘夫婦は昭和生まれですから、可もなく不可もなくという意味で使うそうです。
私たちは、「普通においしい」とは言いませんが、受け取る意味合いは
娘夫婦と同じです。
森永卓郎氏が、学生たちにランチを奢り、「普通においしかったです。」と
言われて、イラッとしたというエピソードを読んで、思わずクスッと笑ってしまった
私ですが、森永氏のお気持ちも分からなくもないですね。
学生さんたちは、ニコニコしながら「おいしかったです。ご馳走さまでした。」
そう言えば、森永氏もご機嫌になって、きっとまた「いつでもランチをご馳走するよ。」
と言ったでしょうにね。
言葉は生き物、新しい言葉は次々と生まれ続けていきます。
理解はできても、違和感は感じる、それでよろしいのかもしれません。
大いに結構と感じて、ご自身が使いこなすのも自由でしょう。
「ら抜き言葉」に関しては、TV番組でインタビューのシーンで、
話している方たちが「ら抜き言葉」を使っても、テロップには「ら」を入れて
放映していますね。
テロップでの修正がなくなるときが、完全に認知されるときなのかもしれません。
GODIVAはチョコレートに限るかも...
我が家のクッキーのベストは、令和になってもヨックモック。
それが、梅雨明け間近かの金曜日の結論でした。
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