昨日の朝「では、行ってまいります♪」と、うきうきご挨拶をして出かけた京成バラ園...
入口ゲートには「見頃です」と、告知が貼り出され...なるほど...と思いながらも...
入口ゲートに到着するまでの間に...いつもとは様子が違うことが伝わってきていました。
「見頃を迎えた薔薇たちの気配が...ほとんど伝わってこないような...」というのが、私の正直な感想でした。
今まで数え切れないほどの回数、秋薔薇の咲き誇る様子を愉しませていただいていますから...
伝わる気配の違いは分かります...なぜでしょうね...???
その答えは...
園内でたまたま、マスコミの方からのインタビューを受けていらした育種家の武内俊介氏の言葉が聞こえてきたときに
武内氏ご自身のお答えを聴くことができました。
「すっかり、夏バテしてしまっています...」
つまり...今以上に咲き誇ることは、ないでしょう...そういう意味なのだと理解しました。
現状が今シーズンのベストなのでしょう...
なぜかしら...?どうしてかしら...??? そう思いながら歩いていましたが、武内氏のお答えを
聴くことができて、なるほど...と納得できました。
コロナ禍を経て、人手不足などのやむを得ない事情がおありなことは、お察ししていましたし...
広大な薔薇園を、長引く猛暑酷暑炎暑から守り切ることが難しく困難なことだったのは、当たり前のことなのですよね。
訪問する私たちより、バラ園のスタッフの方たちの方が、よほど辛く苦しい思いをしていらっしゃることでしょう。
残念な結論ではあるのですが、状況が理解できれば...私たちは、それなりの愉しみ方をすればよいのでは...
そんなことを思いながら歩き続けて...だんだん、元気が出てきました♪
そして...出会うことができたのが、今日ご紹介する「マチネ~Matinee」ですよ♪
゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+ * 薔薇の園2023 * 15 * マチネ~Matinee * +.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜
マチネ~Matinee 2019年 ドイツ コルデス社 作出 なんと、バラ園デビューは...きっと... コロナ禍中の厳しい時期だったことでしょう。 晴れやかにデビューしても、通常のようには 大勢の方たちに出会うことはなかったのでしょうね。 花姿が健気に見えてきてしまいます... | |
つぼみがたくさん.。.:*・゜ | |
「マチネ~Matinee」と言うのは、フランス語で「午前中」 という意味の言葉です。 青みがかかった淡い紫色はひんやりとした早朝のイメージ、 ピンクがかった色は暖かな昼前のイメージ... 天候のコンディションには恵まれなかったのに こんなにも華麗に咲き誇ってくれて.。.:*・゜ | |
開花が進むに連れて... 薄紫色が白に近いくらいに淡くなっていきます。 | |
小さめの中輪ですが... 存在感は大輪に負けていませんね。 ブーケのように咲くフロリバンダの魅力が... 満開です.。.:*・゜ | |
今頃は、きっと程よく開き始めていることでしょう。 | |
美しい横顔ですね♪ | |
後ろから背伸びしているように見えるつぼみさん♪ 「私も写っているかしら?」 そんな声が聞こえてきそう... | |
ドイツの名門ブリーダー、コルデス社作出。 でも...なぜか、フランス語のお名前ですね... | |
しっかりとしたステムはコルデス社の特徴... これは、私の個人的見解ですよ。 水揚げがよさそう...などと思うのは主婦だから??? | |
マチネの撮影は、たまたまマチネの前でお会いしたお若い女性とご一緒に...
2人で囁くように、風が強くなってきましたね...「風待ち」の反対の言葉は何でしょうね...
こちらからのアングルよさそうですよ♪ などとお話しながら...内緒話をしているようで...
初対面の方とは思えないような、何か特別なシンパシーのようなものを感じて...初めての愉しい経験でした...
一期一会...そう言えるのでしょうか...嬉しい出会いでした...
バラ園全体は少々寂しい印象でしたが...マチネのように、華麗な花姿を見せてくれる薔薇たちとの出会いにも恵まれましたよ。
再び、武内俊介氏をお見かけする機会に恵まれる時には、いつもの温かく優しい笑顔を...そして、ご活躍お祈りしております。
武内氏は、国内外で有名な伝説の育種家と呼ばれる鈴木省三さんに直接指導を受けた「最後のお弟子さん」と呼ばれている方です。
京成バラ園で撮影をしたのは、昨日10月20日(金)です。
京成バラ園のサイトです
マチネさんたちが...一層美しく咲き続けていますように.。.:*・゜
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