Passy with ひな & Coco

思いつくままに綴るPassyの日々
春と秋の薔薇園めぐり
四季折々の花々
(=^・^=)(=^;^=)との暮らし

薔薇の園 * 2008 Vol.30 《 緑色の光 》

2008-11-05 | 薔薇の園

小さな薔薇なのですが
端正な美しさに、いつも目を奪われます

高潔な印象が忘れがたい魅力

今回は撮影できませんでしたが
つぼみのときには、全体が淡い緑色です

開花と共に、白薔薇の高貴な美しさを
見せてくれますが
淡い緑色の光が差し込むように
白い花びらに爽やかな緑色が
ほんのりと見えているのです

  
゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+薔薇の園2008 * 30 * +.。.:*・゜+.。.:*・゜


緑光:りょっこう
1991年 京成バラ園芸 作出

吸い込まれそうな美しさです




緑光(りょっこう)を見るたびに想うこと...

村上春樹さんの「ノルウェイの森」の中で
ワタナベ君と緑ちゃんが大学近くのレストランで
初めて会話を交わすときに

緑ちゃんが
「私はミドリという名前なのに
緑色が全然似合わなくて、それって
まるで呪われた人生のよう...
お姉さんの名前は桃子で
まるでピンクを着るために生まれてきたような人なの
不公平ね...」
そんな風にワタナベ君に話す場面

私がワタナベ君だったら...
緑ちゃんに緑光のつぼみを贈って
「ほら、こういう緑色もあるんだよ」って
言ってあげたいな...そう思います

まぁ、この時のワタナベ君の頭の中や心の中には
直子さんしか存在しないのですが...ね

そして、私が緑ちゃんだったら
ワタナベ君がくれるのなら
薔薇のつぼみ1輪でも
きっと、うれしくて涙が...

うぅ~~ん、これでは村上ワールドが
台無しなんですけどねぇ...確かに...

緑ちゃんが、ひたむきにワタナベ君を想う気持ち
複雑な事情を抱え込んだワタナベ君を
いつもまっすぐに見つめる視線
緑光を見ると...
緑ちゃんを思い出すのです

パリで暮らし始めた頃に
出張でいらした方から頂いて
日本語を読みたくなると取り出しては
何回も何回も繰り返し読んだ
思い出の本です 


 京成バラ園のサイトです:11月16日(日)までオータムフェア開催中です


 「ノルウェイの森」村上春樹著について
ベトナム系フランス人のトラン・アン・ユン監督の熱望で
映画化が決定したそうです
キャストはオーディションで決定の予定
撮影は来年2月に始めるそうです
公開は2010年...
村上春樹氏のファンの間ではキャストが誰になるのかで
大いに盛り上がっているようです
出版から22年後の映画化...
ちょっと楽しみ、かなり不安...です

新人ではないのなら...
私のイメージの緑ちゃんは上野樹里さんかも







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2 コメント

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緑色のバラ (blue tango)
2008-11-09 16:39:43
ブルー系のバラが多いわたしの庭ですが
今年はグリーンのバラを注文しました。

カタログを返したので名前を確かめられないのですが・・・・



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blue tangoさんへ (Passy)
2008-11-10 00:24:58
来年の春には「green tangoさん」???
どんな苗が届くのでしょう
どんな花が咲くのでしょう
来年の春が楽しみです

「しのぶれど」が素敵に咲きましたね
tango rose gardenに乾杯ですね
返信する

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