薔薇の園 * ２０１３ * Vol.５０ * ソニア リキエル *

猛暑が帰ってきて、東京でも厳しい暑さが朝から晩まで続いています。

そんな暑さの中、今だに春薔薇の話題を取り上げ続けている私です。
おかしいなと思われる方もいらっしゃることでしょう。
今年は何とはなしに気ぜわしい春から初夏を過ごしたので
画像の整理が全然追いつかなかったのです。

別に慌てることもないわと、少々居直り気味の私ですが、
こうしてじっくりと初夏のバラ園の思い出にひたるのも
これはこれで、なかなか充実感のある夏の過ごし方です。

という訳で、秋薔薇の季節を迎えるまでは
どうか、今年の春薔薇の話題にお付き合い下さい。

今年の京成バラ園の春薔薇たちは、素晴らしい花盛りで
私たちを迎えてくれました。

５月１６日の早朝、その日は何も特別な用事はないことを
思い出して、京成バラ園のサイトをチェック
ラッキーなことに、「見頃を迎えています。」とのことでした。

手早く朝の家事を済ませてから、ささっと身支度をして
最寄り駅へと向かいました。
もうすっかり歩き慣れた八千代緑が丘駅からの道のりは
今までで一番軽快に歩くことができて、体調の回復を
実感することができました。
予定より短い時間で順調にバラ園に到着

陽射しは、私が予想していたよりずっとずっと強くて
撮影中の光の調整には少々苦しみましたが
薔薇たちは素晴らしい姿と香りで私を優しくおもてなししてくれました。
　　
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	ソニア リキエル １９９５年　フランス ギョー（Guillot）社作出
開花が進むと花びらの奥に見えてくる 　淡い黄色みを帯びた色は琥珀色だそうですよ。 ほんの少し翳りをおびた表情のピンクと琥珀色。 　ニットの女王に捧げられる薔薇は大人の佇まいです。

先日、ＷＯＷＯＷの番組でソニア リキエルのパリコレの様子を見ることができました。
１９３０年５月生まれのソニアは、８３歳。
数年前の病の影響なのか、ステッキ姿でしたがイメージは昔のままで
２０年以上前に、パリで一度だけパーティーでご一緒したときのことを
懐かしく思い出しました。
昭和が平成に変わる頃、何もかもが華やかできらびやかに見える時代でした。

華やかさの中に、どこか憂いを感じさせる表情は
薔薇のソニアとご本人とに共通しているような気がします。　


　京成バラ園のサイトです：撮影をしたのは、５月１６日です。


　熱を帯びた風が吹いて．．．夜が更けてきても．．．あぁ、暑いです。