千年乃藤に別れを告げて．．．成城方向へ.。.:*・゜

國領神社の千年乃藤と久し振りの再会をして．．．撮影を済ませた後は
しばらくベンチに腰掛けて、藤の枝が張り巡らされた境内の静かで穏やかな時間を愉しみました。
何回も会いに来た千年乃藤に思いを馳せ．．．さぁ、次の目的地に向かいましょう．．．

友人と私は、川沿いの道を歩くのが大好きです。
この日は、成城近辺の仙川沿いの道を歩いてみましょうと決めていました。
陽射しが一気に眩しいほどになり、気温もぐんぐん上昇中なのが分かりました。
無理をしない程度に歩いてみましょう．．．と、出発。
川面には巨大な鯉たちが、ゆうゆうと泳ぐ姿が見えたり、白鷺が佇む中州が見えたり．．．
対岸に見える幼稚園の園庭では、大きな鯉のぼりが青空を泳いでいたり．．．
あまりの陽射しの強さに「木陰がオアシス」そんな気持ちになりました。
成城では、お目当てのレストランが都合で予約できなかったので、成城学園前駅の上階にある
お豆腐料理のお店「梅の花」で、ランチタイムを過ごしました。

	一体これは何でしょう．．．？ 　ランチの後で散歩がてら向かった成城５丁目にある猪俣庭園を 　散策したときに、印象的だった「小径」です。 　おそらく、屋根瓦を葺き替えたときの廃材を再利用して 　瓦を垂直に立てて並べて埋めて、滑り止めにしたのだと推測。 　通常なら解説役のボランティアの方たちが、いろいろお話を 　して下さるのですが、コロナ禍で不在なので「推測」なのです。 　廃材と言っても、何もかも超一流好みの猪俣ご夫妻だったそう 　ですから、素晴らしい特注品の屋根瓦なのでしょうね。 　素敵なアイデアね、と勝手に納得した私です。 　分相応の応用方法もあるのですから。 　地上の木漏れ日が、風が吹くとゆらゆらと動いて．．．
猪俣氏の書斎の特注の大きな窓からは巨大な花梨の樹が 　見えます。 　愛らしい花梨の花は、すっかり散っていましたが、なぜか数輪の 　つぼみが高い位置に見えて．．．背伸びしてズーム．．．
	私たち以外には訪問者は誰もいない贅沢な空間でした。 　広々とした縁側に腰掛けて、静かな昼下がりの時間を 　過ごさせて頂きました。 　眩しい木漏れ日が、揺れて少しずつ場所を変えて行くのを 　眺め、穏やかな時の流れを感じるひと時でした。

レストランでお食事するのは、ずいぶん久し振りよね．．．
そうね．．．梅の花にも、ずいぶん長いこと来ていないわね。
そうそう、梅の花の前回はね、国分寺でローズカフェの帰りにランチを．．．
えっ！　あの時の話題は確か．．．ハンカチ王子．．．梅の花には、もうそんなに
ご無沙汰していたのね．．．ハンカチ王子、ついに引退したものね．．．

私の、ずっと年下の友人の息子さんが、ハンカチ王子と同じ学校だったので、夏休みには学校と
後援会がバスを数台用意して、応援に行く．．．そんな話をしたことを思い出したのです。
月日の流れの早いこと．．．
何年も前のことは、詳細に思い出すのに、最近の出来事が忘却の彼方だったり．．．
お年頃のせいなのでしょうか．．．そうですね。　


新型コロナウイルス禍の収束の日を、１日も早く迎えることができますように．．．
真に平和な世界を築くことができますように．．．


　また雨．．．