今回は経験のない方が修理をする場合、失敗しやすい話をしたいと思います。
私は様々なPCで同じ様な失敗例をみてきて、今日はクーリングシステムとクーリンググリスについてお話したいと思います。
初めに、クーリングシステムはPCのただの騒音のするファンではなく、とても重要なパーツです。クーリングシステムなしではPCは動作しません。もし、クーリングシステムの動作が正常ではないとPCの動作は不安定になり、フリーズしたり、再起動などの後、最終的には故障します。
内部に埃が溜まっている状態のPCはクーリングシステムを掃除する必要があります、そうしないとない内部に溜まった熱さがPCから外部へうまく排熱されません。
掃除をしていないファンに起こった症状がこちらの写真です。
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ですので、クーリングシステムとファンはもし必要な場合、掃除が必要です。PCの使用する頻度や環境などで異なります、
例えば、会社、工場、屋外での使用などではこまめな掃除が必要ですが、もし日に数時間程度で部屋で使用する場合は頻繁な掃除は必要ありません。
2番目はクーリンググリスについて。こちらに悪い施工例の画像がありますので参考にして下さい。
ご覧になってみて、クーリンググリスを沢山塗ればさらに良いと思われがちですが、これは一番の間違いです。
クーリンググリスは非常に薄い層に塗る必要があります。ほとんどの場合、銅の熱伝導率はクーリンググリスより優れています。
ですので、完璧な状態はチップと銅の間は直接触れているのが良いですが、現状では表面は完璧な平らではなかったり、目に見えない小さな傷や隙間などある為、わずかな空気のズレが生じる為不可能です。
ご存知の通り、空気が留まってしまうとチップからヒートシンクへの排熱の熱伝導率が悪くなってしまいます。
クーリンググリスは空気よりも熱伝導率が良く、チップとヒートシンクの銅の間の平らではない箇所を埋めてくれるので
クーリンググリスが必要なのです。
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クーリンググリスが必要な意味はこの為です。
チップの表面に沢山ではなく、薄い層を塗る事を覚えて下さい。クーリンググリスは接着剤ではないのヒートシンクに塗る必要はなく、チップ側(CPU,GPU)だけに塗ればよいのです。
もし、厚くグリスを塗ってしまうと温度は薄く塗った時よりも高温になってしまいます。
また、どんなサーマルシール(シリコーンゴムシート)と他のスポンジ系の物などを熱くなっているCPUやGPUなどに覆わないで下さい。ほとんどの例として
クーリンググリスに直接触れるのはよくありません。また、これらは寿命があり、数年後硬くなってしまい全く動作しなくなってしまいます。
そして最後に、大体の方は部品がすでに故障してしまった後に掃除やグリス交換を始め、手遅れになってしまってから心配し始めます。もしチップがすでに壊れてしまった事に気付いたら、前には戻れません。ファンの掃除とグリス交換は何の役にも立ちません。
この場合、新品の部品に交換し、それから掃除とグリスをリフレッシュする事が大事です。
ここにnvidia 8600GTのクーリンググリスを正しく交換した後の写真があります。
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この説明が間違えを防ぐ手引きになればと思います。
次回は、PC修理の際に起こりやすいよくあるネジ間違えについて説明したいと思います。
私は様々なPCで同じ様な失敗例をみてきて、今日はクーリングシステムとクーリンググリスについてお話したいと思います。
初めに、クーリングシステムはPCのただの騒音のするファンではなく、とても重要なパーツです。クーリングシステムなしではPCは動作しません。もし、クーリングシステムの動作が正常ではないとPCの動作は不安定になり、フリーズしたり、再起動などの後、最終的には故障します。
内部に埃が溜まっている状態のPCはクーリングシステムを掃除する必要があります、そうしないとない内部に溜まった熱さがPCから外部へうまく排熱されません。
掃除をしていないファンに起こった症状がこちらの写真です。
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ですので、クーリングシステムとファンはもし必要な場合、掃除が必要です。PCの使用する頻度や環境などで異なります、
例えば、会社、工場、屋外での使用などではこまめな掃除が必要ですが、もし日に数時間程度で部屋で使用する場合は頻繁な掃除は必要ありません。
2番目はクーリンググリスについて。こちらに悪い施工例の画像がありますので参考にして下さい。
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ご覧になってみて、クーリンググリスを沢山塗ればさらに良いと思われがちですが、これは一番の間違いです。
クーリンググリスは非常に薄い層に塗る必要があります。ほとんどの場合、銅の熱伝導率はクーリンググリスより優れています。
ですので、完璧な状態はチップと銅の間は直接触れているのが良いですが、現状では表面は完璧な平らではなかったり、目に見えない小さな傷や隙間などある為、わずかな空気のズレが生じる為不可能です。
ご存知の通り、空気が留まってしまうとチップからヒートシンクへの排熱の熱伝導率が悪くなってしまいます。
クーリンググリスは空気よりも熱伝導率が良く、チップとヒートシンクの銅の間の平らではない箇所を埋めてくれるので
クーリンググリスが必要なのです。
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クーリンググリスが必要な意味はこの為です。
チップの表面に沢山ではなく、薄い層を塗る事を覚えて下さい。クーリンググリスは接着剤ではないのヒートシンクに塗る必要はなく、チップ側(CPU,GPU)だけに塗ればよいのです。
もし、厚くグリスを塗ってしまうと温度は薄く塗った時よりも高温になってしまいます。
また、どんなサーマルシール(シリコーンゴムシート)と他のスポンジ系の物などを熱くなっているCPUやGPUなどに覆わないで下さい。ほとんどの例として
クーリンググリスに直接触れるのはよくありません。また、これらは寿命があり、数年後硬くなってしまい全く動作しなくなってしまいます。
そして最後に、大体の方は部品がすでに故障してしまった後に掃除やグリス交換を始め、手遅れになってしまってから心配し始めます。もしチップがすでに壊れてしまった事に気付いたら、前には戻れません。ファンの掃除とグリス交換は何の役にも立ちません。
この場合、新品の部品に交換し、それから掃除とグリスをリフレッシュする事が大事です。
ここにnvidia 8600GTのクーリンググリスを正しく交換した後の写真があります。
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この説明が間違えを防ぐ手引きになればと思います。
次回は、PC修理の際に起こりやすいよくあるネジ間違えについて説明したいと思います。