▽血統徒然△

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現実によって淘汰される血統理論

2004年11月15日 | 血統
土日の重賞ですが、血統ファンにとってはサプライズの多い結果となりました。今でも8%(根拠不明)ぐらいは信頼している中島理論ですが、メジロドーベルの連覇に続きアドマイヤグルーヴも連覇してしまい「牝馬が同一重賞を続けて獲るのはきわめて困難である」との説が説得力をもたなくなりました。(発情サイクルを制御できる技術が発達したのも事実ですが)

スキップジャックが勝った方はもっと切実で(笑)ネアルコどころかノーザンダンサー三段掛けがG2を勝っちゃった。ということで中島理論の賞味期限ももはやこれまでといったところでしょうか。

自分が血統に興味を持って10年以上経ちますが「昨日の常識は明日の非常識」といった現象が次々と起こっています。ラムタラが出るまでは「ノーザンダンサーインブリードは走らない」と主張しても異論は出なかったのですが(実際走っていなかった)翌年にフサイチコンコルドが日本ダービーを勝ってしまってからは、(生産者がタブー扱いしなくなったせいもあるのか)ノーザンダンサーインブリード馬が普通に活躍するようになりました。更に近年に至っては、ノーザンダンサーインブリードの馬は普通にG1を勝ったりするようになりました。世代交代が進みインブリードの位置が後方になったことも理由だとは思いますが・・

同系交配弊害説は例外を除いてはまだ有効といわれていましたが、テイエムオペラオーが爆走して苦境にたった中島御大は「サドラーウェルズの父はノーザンダンサーにあらず」という電波を飛ばしてしまいました。アドマイヤベガ・アドマイヤグルーヴも走っちゃたし、現実は「同系交配だろうが異系交配だろうが走る馬は走る」という面白くない現実にぶち当たってしまったわけです。

サンデーサイレンス産駒に関しては「サンデーは0の遺伝でネアルコの流れは切れている」などといわれますが、それを素直に信じるほど私も初心ではないということで・・・

まぁサンデー産駒が台頭するまでに生まれた名馬は殆どが4枚のカードを上手く使った馬が非常に多いので、妄想とか間違っているとはいえませんけど。ミホノブルボンが理論を体現した馬って、IK理論と被さってしまって、微笑ましいこと。ほほほ

好みの問題としてスキップジャックのような血統には萎えますが、彼は立派なG2ウイナーです。我がPOG馬でもあるし(笑)

スキップジャック

gooブログも著作者人格権を認めていなかった。

2004年11月15日 | Weblog
*このエントリは競馬と関係ありません

ブログを細かくチェックしている人なら先日のライブドアの規約改定にユーザーが大反発しお祭り騒ぎになっていることはご存知だと思います。対岸の火事と思って眺めておりましたら、自分の足元にも同じ爆弾が仕掛けられていました。

まず著作人格権についての定義 参考 法学の都

著作者人格権とは、著作物に表された著作者の人格を保護するための権利である。著作者人格権は一身専属的な権利である上、憲法13条後段によって保障される人格権に密着した権利であって、約款ごときでその行使を封じることは精神的な平穏を安易に乱し、憲法がもっとも重視する個人の尊厳―人格的な生存―の侵害の結果を生みかねないのである。

著作者の人格を守ることは当然だと普通思うですよね?
しかし、gooブログの規約にはこう書いてあるのです。

第10条第2項 会員は、当社に対して、自己が投稿した記事及びコメントに関する著作者人格権を一切行使してはならないものとします。

「利用する以上、規約・約款ぐらいは読め」「ただで使わせてもらっているのだからガタガタ抜かすな」という返答が返ってくるのでしょうか?「一切行使してはならない」なんていわれると、さすがに、このままgooを使いつづけていいのだろうかと考えてしまいます。憲法違反じゃないの?