団塊団子

団塊世代の暇潰し冗談 ぼやき と たわごと

一覧豹

2012年12月29日 00時23分00秒 | 酔っ払い


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なんとも なかったよ

2012年12月28日 23時04分00秒 | 酔っ払い

寒さでしばれた大根に向かって
「しっかりせー!」

気合いを入れるママ

注1)北海道方言「しばれた」は「凍った」より厳しいニュアンス

注2)このママはラーメン酒場のママ


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伊丹十三

2012年12月28日 08時57分48秒 | 昔々

Subject:伊丹さんの自決と矜持
 Date:Tue, 23 Dec 1997
 From:"buchi"

伊丹さんの自死、あの人はそういう人だったな。
1965年ごろだつた。
生け花の家元で「草月流」っていうのが有るのを知っているだろう。
赤坂に「草月会館」があって、そこで月例のサークルがあった。
今で言えば「異業種交流」みたいなものでね。
さまざまな表現・芸術運動に参加している若者がセッションする会だつたんだ。
皆、自称芸術家だったり、その予備軍のいわば「サロン」だね。
今は草月の家元になっちゃった、安部公房の「砂の女」の宏さんが主宰していたんだ。
当時のフランス映画を論じ合ったり、文学、映画、評論や政治と喧喧諤諤していたんだ。

伊丹さんは役者で、遊び人で、文学好きな女垂らしの名人だつた。
当時は、私の友人の従姉妹で「東和」という洋画の配給会社の社長令嬢の和子さんと結婚していた。
大島渚の妹の瑛子チャンとも付き合っていたし、宮本さんとも勿論ね。
朝日新聞の記者で、これも遊び人の御姐さんもいたしね。
それは皆が知っていることでね。
甲斐性が有るなぁとね。
私なんかは感心していた。
三島由紀夫だつて、加賀マリ子を取り合って伊丹さんと張り合っていたんだからね。
私のセンセイ大島渚は、直ぐに政治をヤイヤイ語るので全然モテナカッタ。
私たち駆け出しのアンちゃんは、やはり駆け出しの姉ちゃんたちと適当にしてました。
そんな時代だったのさ。
当時は「モダン・アート」、「プレイ・ボーイ」って、誉めそやされていたからね。

伊丹さんの事業の資金調達をしていた青柳さんとも、当時からの仲だつた。
青柳さんも亡くなってしまったからね。
私も彼に借金返さずじまい。
和子さんも亡くなったりで、伊丹さんもガックリきてたのだろうな。
宮本さんは何か「働きかける人」ではないからな。
伊丹さんは、「そして、誰もいなくなった」の心境だったろうな。
モダニストの自己中心主義だから、支える人がいなくなると自分で倒れてしまうんだな。
それに、昨今は「ガン」かと見える様子のTV画面の彼だった。
老いと病。
表現の営みの枯渇。
それだろうな。

伊丹さんの自決は、いわば自分の人生に対する「誇り」かなぁ。
何がどうだってことよりも、一点、許せないことが有ったのだろう。
他人の言動や、自らの言動にね。
一点の「誇り」を傷つけるモノ。
それを許せない。
自決をもつてしか解決できないモノがあったんだな。
それが「矜持」を保つ唯一の術だつたんだな。
そういう考え方をする人だつた。
私にも、それに近いモノがある。
表現の営為の「自己完結の願望」だ。

とかく、人生は難しい。
どんな生き方にも、簡単容易なモノはない。
セ・ラビィ、セ・マニフィク



Subject:伊丹十三10作品
 Date:Tue, 23 Dec 1997
 From:sio

伊丹十三フィルムは全10作品だそうで
『お葬式』 配収15億円
『タンポポ』 5
『マルサの女』 15
『マルサの女2』 15
『あげまん』 10
『ミンボーの女』 16
『大病人』 7
『静かな生活』 2
『スーパーの女』 15
『マルタイの女』

芸術を金で評価出来るかはともかく、
劇場で見たのは『マルサの女』、『ミンボーの女』
未だ見てないのは『静かな生活』、『マルタイの女』
残りはテレビですが、
いずれも素晴らしい作品ばかりだと思います。
『お葬式』は死者を弔うより
生きているもののためという皮肉でした。
『マルサの女』は軽快なリズムに乗せて
したたかに脱税する人間達が愉快でした。
『ミンボーの女』は暴力にも頭で対抗出来るのか
と感心させられました。

表現の営みの枯渇での自決というなら納得する人も
多いかも知れませんが、
自決をもつてしか解決できないモノなんて言われると
無関係の人間は本当にそれで解決したのかなって
首を傾げてしまいます。
他人が首を突っ込むべき事ではないのでしょうが・・



Subject:あ~ぁだ、資本主義
 Date:Tue, 23 Dec 1997
 From:buchi

興行収入は劇場売り上げとTV放映権などの総和。
配給収入は上記から劇場経費などを引いたもの。
経常利益は上記より宣伝費など営業経費を引いたもの。
そして、上記より直接制作費を引いたものが、純利益。
その純利益から、配給会社と製作プロダクションの契約により「分金」が決まる。

通常、制作費を配給会社が8/2か7/3で出している。
昨今はTV局が放映権と宣伝タイアップの「行って来い」などを含めて出資していることも多い。
早い話が、製作プロダクションには幾らも入らないのが現状。

直接制作費を切りつめる為に、企画・脚本・監督のギャラを低く設定してしまうのでね。
製作プロには、15億配給収入のうち1億も入らないんだ。
映画館の流通を握っている配給会社が強いのさ。
著作権まで買い切りってのがあるんだぜ。
企画段階で前借りしまくっているからね。
大入りに当たっても実入りは無し。
不入りだったら、借金が残るだけさ。
だから、伊丹さんに限らず製作プロ側は、金持ちじゃないんだ。
火の車の内情が有るのさ。
あ~ぁだな。資本主義。
自転車操業、タコ足操業。
借金の期限書き換えの為に「新作」ってね。
そんなにネタは続くモノじゃない。

私もそれで借金だけが残った。


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流れ流れて

2012年12月27日 20時56分30秒 | 至言名言

水の流れは上から下へ、お金は下から上に流れる

噂は右から左に、
ん、
左から右へ


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何時か行く道

2012年12月26日 18時58分32秒 | 老人介護

徳島のZさんから電話をもらい、メールももらった。
彼の母上の様子を聴いた。
大変だなぁ、
切ないなぁ。

老いは「何時か行く道、みんな行く道」とは言うけれどね。
我々もまもなくと思うと、
意識の混濁しないうちにやらねばならぬことが沢山ある。
 
彼には「がんばろうね」としか言えないしなぁ。
 
「老人ふくし」にしても「しょうがいふくし」にしても、家族の負担がきつすぎるよなぁ。
「社会保障」は、制度として社会が当然持つべきモノなんだ。
そのために皆、多額の納税をしてきているのじゃないか。あんたたち給与所得者は特にね。
現状は「高負担・低保証」「巨額負担・無ふくし」だ。
納税者は「社会保障」の不備について、もっと怒らなければならないんだ。
土建屋を儲けさせるだけの、すぐに潰れるトンネルや要らぬダムを作ったり、
年に何度かのコンサートとやらのために「きらびやかなホール」などを作らずに、
「公共事業」とやらを抑制して、「社会保障」を充実させるべきなんだ。
間もなく「世界一の高齢社会」になる国なんだからな。 
消費税を、「も少し上げましょう」じゃないんだ。
役所・役人を半分にして、自衛隊なんぞは戦闘機も戦車もミサイルも取り上げちまうんだ。
ゼニのかかるオモチャで、遊ばせてられるかってな。
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