レストランPetit Cervin 軽井沢 始末記

ボージョレの真実

これは最近出版された本の題名ですが、著者はフランス人です。週刊誌の書評を見ただけですが、日本では善しにつけ悪しきにつけ、愛好家からも素人からも誤解され続けているワインではないでしょうか。
日本に登場してからまだ20年程度と日があさいので、「ボジョレー」と呼ぶ人もいますが、
Beaujolaisの音は「ボージョレ」です。
ボルドーはBordeauxですがこれを「ボールド」とは言わないでしょ!!
eauは「オー」と発音します。単独では水のことでオーデコロン オードトワレでおなじみです。

さて読んでもいない本ですが、ボージョレの苦境が解説されているようです。
Gamay「ガメー種」という黒ブドウは多産のため、豊作だと値崩れするんでしょうね。
それを逆手にとってヌーボーという新酒は上手いこと考えたと思います。
しかしいい事ばかりではありませんでした。安物のイメージが定着して、本来の10ある銘柄ワインの評判を落としてしまった気がします。また日本は第2次ワインブームで消費量が延びていますが、本国フランスは若者のワイン離れが進んでいます。
Read Moreは我が第二の故郷ボージョレのサンラジェ村の異変
フランス留学時代1976~78年ブドウ摘みのアルバイトでお世話になった
サンラジェ村のモーリスのワインをレストランのハウスワインにして、この5シーズン好評でした。ところが、モーリスも60歳になり跡継ぎがいないためブドウ栽培とワイン醸造からリタイヤする事になりました。
この2003 Côte de Brouilly「コート ドゥ ブルイィー」
最後のワインになってしまいました。

2003年はモーリス生涯最高の出来だそうです。ボトルの裏には挨拶文があります。

コメント一覧

本人から返信
*一陽さんへ*
そういえば、今「ラ.フランス」が大売出しですね!


一陽
20年ほど前フランス料理を習っていたとき洋ナシの
コンポートを作ったのです。その時先生が本当は
その年に取れたばかりの赤ワインで煮込むのが
ホントだけど日本ではオンタイムで入手できない
から今日は普通の赤ワインで作りましょうと仰った
のです。それが私がボージョレという名前を知った
初めてでした。
本人から返信
*Chiakiさんへ*
だいたい女性のほうがアルコール分解酵素をたくさん持ってるようですね!

*Shamonさんへ*
レストランで(味と値段で)安心して選べるワインですよね!



shamon
こんばんは。
ボージョレが正しいのですね。早速ブログを訂正いたします。

懇意にしている酒屋さんは村名ボージョレを初心者用の赤ワインに勧めています。
「しっかりしてて渋みもなく飲みやすいから。」と。
輸入業者もヌーヴォーばかりもてはやすのではなく、
時機を見て村名をアピールすればいいのに。
「サンタ・ムール」はバレンタイン時期によく並びますが、他のはほとんど見ないです。

昨年シュヴロでお世話になったとき、後継者難で廃業してしまう葡萄農家も多いと聴きました。どこも大変なんですね。
chiaki
http://blog.riso-riso.com/
では、早速私も ボージョレと呼ぶことに・・・
バブルの頃の 異常なまでの ブームはもうありませんが、本当に好きな人が お祝いとして飲んでいるのではないでしょうか?
私も、毎年のワイン好きのお祝いセレモニーとして 少しだけ買います。
国内の新酒を頂く事のほうが 多くなりました。
日本酒の 新酒も好きです。

・・・・って 酒好きを暴露してしまったかしら?

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