見出し画像

司法書士が書くペット信託ブログ

アニマル セイブ システムによるペット保護

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。

 

大阪府能勢市に【公益財団法人 日本アニマルトラスト】という動物愛護団体があります。

私もその施設を見学したことがありますが、獣医が常駐していて、保護した犬や猫たちを非常に手厚く世話していました。動物が天寿を全うするまで責任をもって世話をしている団体で、日本有数の優良な動物愛護団体です。

 

日本アニマルトラストは公益財団法人ですが、行政庁から「公益認定」を受ける基準は非常に厳しいため、公益認定を受けている財団法人であるというだけでも、日本アニマルトラストの優秀性が分かっていただけると思います。

 

日本アニマルトラストでは、「アニマル セイブ システム」という仕組みを開発しています。

ペットの飼育等に掛かる1年分の費用を寄付すれば、ペットが何年生きるかを問わず、ペットが天寿を全うするまで、日本アニマルトラストが責任をもって世話をするシステムです。

ちなみに、寄付金の額は次のとおりとなっています。
犬の場合 2,000円×365日+医療費=84万円
猫の場合 1,000円×365日+医療費=42万円
医療費には、不妊手術代・ワクチン代・フィラリア予防接種代が含まれます。
以上の寄付金でペットを終生飼育してくれますから、飼主様にとっても非常に安心できるシステムになっています。


ただし、アニマル セイブ システムを利用するためには、ペットの飼主とは別に「履行責任者」の存在が条件になっています。

履行責任者とは、飼主に緊急事態が生じた場合に、飼主に代わって日本アニマルトラストに連絡をし、ペットを保護するために飼主の自宅のカギを開けることができ、飼主の代わりに日本アニマルトラストへのペットの譲渡手続きができる人のことです。


履行責任者として適任な方は、飼主と普段から連絡を取り合っている子供等の親族や、飼主のご近所に住んでいる友人・知人ということになるかと思います。

アニマルセイブシステムの契約は、飼主・履行責任者・日本アニマルトラストとの間の三者間契約になるとのことです。



飼主の有事の際、履行責任者から日本アニマルトラストに連絡があったときは、原則としてペット送迎費用は無料で、日本アニマルトラストがペットを引き取りに来てくれます。

ただ、飼主の自宅が遠方のために高速道路等の有料道路を使用した場合は、有料道路料金のみは別途負担していただくとのことです。



仮に、日本アニマルトラストに預けたペットが、例えば半年や1年以内に亡くなった場合は、余った寄付金は日本アニマルトラストの運営のために使われることになります。

寄付金が余った場合でも、ペットたちのために有益な使い方をされることは、動物好きの飼主様にとっては喜ばしいことかも知れませんね。

なお、アニマルセイブシステムをご利用になる場合は、私自身は契約にまったく関与しませんため、日本アニマルトラストに直接ご連絡願います。 

 

次回のブログでは、ある保護犬のことを取り上げます。

 

ペットの行く末や相続の事でお悩みの方は下記HPをご覧ください

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

※ペット信託相談所

※日本ペットトラスト協会《ペット相続士/会員番号1A-00143・関西・金城慶成》

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ペット信託」カテゴリーもっと見る