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司法書士が書くペット信託ブログ

ラブポチ信託によるペット保護(2)

こんにちは、司法書士の金城です。

 

前回のブログで説明しましたが、ラブポチ信託は、認定NPO法人ピーサポネットが開発した仕組み(生命保険信託を用いた仕組み)です。

 

ところで、ペットのために生命保険に加入しようとしても、飼主の年齢や持病等の理由で生命保険に加入できない方もいます。つまり、生命保険信託によるラブポチ信託を利用できない方です。

そのような方の場合は、認定NPO法人ピーサポネットを受遺者として「負担付遺贈」をする方法があります。

 

通常のラブポチ信託の場合は、飼主の年齢や持病の有無等によって生命保険金掛け金は異なるものの、月々数千円からの掛け金で死亡保険金500万円の保険に加入することができます。

しかし、負担付遺贈の方法による場合は、死亡保険金である500万円(ペットが犬の場合)を一括でピーサポネットに遺贈する必要があります。

 

以前のブログでも説明しましたが、負担付遺贈の効力が生じた時点では、飼主は死亡しているため、ペットがきちんと世話されているのか、自身で確認することができません。

そのため、負担付遺贈を行なう場合は、財産をあげるその人が、間違いなくペットの世話をしてくれる、全幅の信頼を置ける人であることが前提条件となります。

 

この点、認定NPO法人ピーサポネットが負担付遺贈の受遺者となり、実際にペットの世話をするのは、ピーサポネットが提携している優良動物愛護施設ですので、「ペットのために残したお金が、不正使用されるのではないか」との心配は無用のものとなります。

認定NPO法人として認定されることが如何に難しいかは、前回のブログで説明したとおりです。

 

次回のブログでは、【公益財団法人 日本アニマルトラスト】が開発した「アニマル セイブ システム」によるペット保護について説明します。

 

ペットの行く末や相続の事でお悩みの方は下記HPをご覧ください

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

※ペット信託相談所

※日本ペットトラスト協会《ペット相続士/会員番号1A-00143・関西・金城慶成》

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