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司法書士が書くペット信託ブログ

プラスチックごみで犠牲になるシロカツオドリ

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。

 

先日、NHK-BSの【ワイルド・ライフ】という動物番組で、人間活動の犠牲になっている海鳥のことが放映されていました。

 

舞台は日本ではなく、外国の離れ小島で生じている話です。

 

「シロカツオドリ」という海鳥は、海藻などを使って巣作りをするそうです。

しかし、海藻と形状が良く似ているため、海藻と間違って、海洋に遺棄されたプラスチック製のロープや漁網などを巣作りに利用するケースが絶えないとのことです。

 

プラスチック製のロープなどが巣作りに利用された場合、ヒナは、安全であるはずの巣の中でロープに絡まって死亡する事例が跡を断たないとのことです。

 

さらには、巣を作った親鳥自身がプラスチック製ロープに絡まり、がんじがらめになって死亡する事例も頻発しているとのことでした。

 

シロカツオドリは夫婦で子育てをするとのことですが、巣のロープに絡まって死んでしまった相方をクチバシでつついて何とか蘇生させようとする姿が、カメラに捉えられていました。

 

ここ日本でも、海洋に遺棄された釣り糸に絡まって死亡・負傷する海鳥のことが問題になっています。

この問題を受けて、生分解性プラスチックで製造された釣り糸も販売されています。自然に還る釣り糸ですね。

 

さらには、海洋に遺棄されたビニール袋をクラゲと間違って食べて、死んでしまうウミガメも跡を断ちません。

 

以上はほんの一例に過ぎませんが、人間活動の犠牲になっている動物たちの事例を知れば知るほど、人間は自然に対して随分と罪深いことをしていると感じざるを得ません。

 

いまSDGsということが叫ばれ、地球や自然に対して負荷をかけないという動きが広がっています。

この意識が世界に浸透すれば、犠牲になる野生動物もいなくなるはずです。

 

 

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