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ケムトレイルレポートその4 謎のケム散布双発機

前回はケムトレイルの目的について参考文献をご紹介した。ケム散布に関しては軍用機だけでなく民間航空機も利用されたという驚くべき事実があることもご理解いただけたと思う。散布物質が混入された改質燃料を使用するにあたっては航空機メーカー(ボーイング?)によるエンジン改造(調整)が行われたという情報もある。軍産複合体であるR・F系の石油会社、航空機メーカーが共同して行えばいとも容易い業であろう。

■12月4日のケム散布機は米軍Cー135型?

ケムトレイルレポートその1にも書いた通り、私が目撃したケム散布機はボーイング707をベースとしたC-135型の米軍機であった。機体には電子機器を搭載機に見られるレーダー等による凸部はなく、機体後部には給油機に見られるフライイングブームも無かった。この機種は「ガイアアセンションシリーズ」の、日本でよく見られるケム散布機として紹介されている4発ジェットの写真にぴたりと符合している。日本国内において、民間機の飛行コースではない空域に出現するケムトレイルの散布機は軍用機であることは明らかである。そして散布機には民間機派生型軍用機が使用される。ケム散布機を民間機と見間違え易いからである。


■写真に撮られたケム散布機の機種の検証

小松英星さんの「ガイアアセンションシリーズ」にはケム散布機の写真として、双発型のジェット機の写真が3点紹介されている。私はこの双発機の散布機を、まだ見たことが無い。4日以外にも散布現場を目撃したことはあるのだが、高度が高すぎて、4発か双発かは判断がつかなかったからである。双発のジェット機にはボーイングとエアバスがあるが、この機影から判断するとエアバスではなさそうである。この写真を参考にさせて頂き、機種の推測を行ってみることにする。

★写真
http://homepage3.nifty.com/gaia-as/ChemtrailGallery07.html

機体の形から判断するには、写真よりもイラスト(平面図)のほうが分かりやすい。まずはアメリカのボーイング社のHP資料から平面図を探すことにする。

★ボーイング社の製品案内ページ
http://www.boeing.com/commercial/products.html
(機種別のExterior Viewsをクリックすれば機体のイラストが表示される。)

ボーイングの双発機には737、767、777の三種類がある。写真が鮮明で機体の特徴が明らかな真ん中の写真を良くみると。主翼の先端部が細くなっている。この形状は3機種共にあるが、主翼の後退角度が大きいことから737ではないことが分かる。777はいずれのバリエーション機種共に主翼の胴体付近が幅広いのが特徴であるが、この写真の飛行機は幅が狭い。従ってこの機種は767-400ERと特定できる。

次に左端の写真は主翼の後退角が大きいことから737ではない。主翼の先端形状は判別しかねるが、主翼の胴体付近の幅が狭いこと、機体前部と後部の長さ、全体のバランスから767-300 ERではないかと推定出来る。左から三番目の機種は同様に判断して、同じく767-300ERと推定する。(しかし写真が不鮮明なこと、機体の角度によってバランスが変わるので、767-200ERの可能性も高い)

■軍用機
ではボーイング767ベースの軍用機にはどのような機種があるのか。
★米空軍 E-10A MC2A(Multi-Sensor Command and Control Aircraft)型 -400ERベース
http://ja.wikipedia.org/wiki/E-10_%28%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%29

http://www.spyflight.co.uk/767%20mc2a.htm

★日本 航空自衛隊E-767 AWACS(空中警戒管制機)型 -200ERベース
http://ja.wikipedia.org/wiki/E-767_%28%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%29

★日本 航空自衛隊 KC-767 空中給油機型 -200ERベース (イタリア空軍も所有)
http://ja.wikipedia.org/wiki/KC-767

★KC-767J写真
http://hp.kutikomi.net/military-guide5/?n=page298

以上の3種類である。
E-10は実証機の製作だけで量産はされなかったようで、生産機は大変少数だと思われる。写真はE-10A MC2Aで、この機に見られる機首下部のレーダー凸部の無い機体が存在するかどうかは不明である。

またE-767は日本が特別に発注したもので、4機が既に浜松基地で稼動している。機体上部にロートドームと呼ばれる、大きな円盤状のレーダー構造物があるのが特徴である。

★エア・フェスタ2007  E―767デモフライト動画
http://videocast.yahoo.co.jp/video/detail/?vid=288230376151918416
(飛行中の飛行機が地上からどのように見えるかが良く分かる。高度が上がると主翼と胴体の日の丸は判別不明。機体が真上に来た場合は上部のレーダードームが主翼と胴体に隠れて見えなくなることなど・・・)

KC-767Jは給油機、輸送機としてマルチユースが可能な機種で、4機が発注済である。世界ではKC-767Aをイタリア空軍が所有するのみである。

※KC-767Jは2006年12月21日に初飛行し、初号機は2007年3月に日本へフェリーされる予定だったがアメリカ連邦航空局の型式証明取得に時間が掛かっているためスケジュールが大幅に遅れ、2008年3月の納入予定となっている。既に小牧基地には空中給油・輸送飛行隊として第404飛行隊が新設され、KC-767Jは実用化試験の後、2009年に部隊使用承認が下りる予定である。(ウィキぺディアより)

■民間機
●767―400
生産数が40機弱と少ない、レアな機種で日本ではコンチネンタル航空が成田~グアム便で使用されている。

●767-300
日本航空では大量採用。日本アジア航空、全日空、エアージャパンAirDoなども所有。

★飛行機ガイド ボーイング767
http://www.railstation.net/duke/airline/b767.html

★ひこうき写真館  ※機種別検索で検索
http://airport.world.coocan.jp/

次回に続く

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