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ケムトレイルレポートその5 『発見!謎の双発軍用機』

■米軍に正式採用されていない767-200ER(300ER)

謎のケム散布双発機はボーイング767ベースのものであることは特定できた。3機中真ん中の写真の機体は主翼形状から767-400ERであること。これに該当する米軍用機はE-10であることも分かった。ここではたと困ってしまったのは、左右2枚の写真に該当する767ー200ER,300ER派生型の双発軍用機が米軍には無いことであった(注①)。

ただし正確に言えば200ERベースの機体が無い訳ではない。わが国の航空自衛隊が所有するE-767とKC-767がある。E-767は特徴的なレーダードームがあるので白であろう。KC-767はイタリア空軍が所有するのみで、自衛隊にはまだ納機が完了していないのである。

注①:KC-767 (開発経緯「米国の採用見送り」参照)
http://ja.wikipedia.org/wiki/KC-767_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)

考えられる理由は3つである。
1.米軍は非公表だが、767-200ER,(300ER)派生型の軍用機を所有している。
2.KC-767Jが既に利用されている。(引渡しが遅れている理由はこのためか)
3.民間機が関与している。

3の理由は左端の写真の飛行機の垂直尾翼が赤く塗られていることである。垂直尾翼を赤く塗装しているのは新カラーの日本航空、TWAなど数社がある。民間機がケムトレイルを行っているとは信じたくはないが、アメリカ国内の前例もあり、可能性が無いとはいえない。しかし民間機の場合、飛行コースが限定されているので、飛行コース外でケム散布が行われていてこの写真が撮影されたのであれば、民間機に偽装した機体ということになる。


■嘉手納で発見!謎の双発軍用機

しかし、2と3は可能性が低い。そこで再度内外のHPや動画投稿サイトで、ボーイング767-200ER,(300ER)ベースの軍用機がないかを調べてみたがヒットはしなかった。私の調査は行き止まったかに思えた。

日本のケム散布機は沖縄の嘉手納から飛来するという情報がある。その情報をふと思い出したので駄目もとで嘉手納に関するHPをあたってみた。その中であるサイトを発見した。

●Googleマップで見る世界の軍事基地
http://m3i.nobody.jp/military/satellite/jasdfmenu.html

このサイトの目次「日本」から在日米軍基地、「嘉手納基地」をクリックしてみた。そのまま左上のスライダーを動かして拡大してみると滑走路の真ん中あたり、右側の駐機スペースに1機のずんぐりとした双発機を発見したのである。その機体の右下には3機のC-135と思われる4発機があるが、それと比べて胴体がずいぶんと太いのが良く分かる。

グレー1色に塗られた機体は、明らかに米空軍機の証だ。この飛行機は主翼幅と機体長がほぼ同じ長さである。したがってボーイング767-200ERベースであることが分かる。(767-200ERは全幅×全長は47.6m×48.5m。767-300ERは全幅×全長は47.6m×54.9m)また機首後方左側に搬入開口部(黒い部分)が確認できる。これはKC-767の特徴である。米空軍は767-200ER派生型の軍用機、つまりKC-767を所有していたのである。日本国内で良く見られるケムトレイル散布機の一つ、謎の双発機の正体をついにつかんだのであった。


■貴方も自分の眼で確かめていただきたいi

衛星写真が変更される前に是非アクセスして、貴方自身の眼で確認していただきたい。この軍用機は現在の時点では米軍には正式採用されていないKC-767である。なぜその飛行機が嘉手納基地にあるのか、その理由も合わせて考えていただきたいと思う。

なお、滑走路を挟んで左上の駐機スペースに、大きなレーダー構造物を持つE-3セントリーが1機駐機していることが分かる。過去にケム散布の目撃報告例があった疑惑の機種である。

続く

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